声が聞きたい Daiki.S

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あれから俺らは4人でおることが増えた




朝登校してるとAが見えて、




声をかけるとお兄さんもおった






智「ほんまに、Aと仲良くしてくれてありがとう」




大「いや、俺が一緒にいたくてやってることなんで」




「……。」






なんだかわからないけど




突然ニコニコしだしたお兄さん






智「ははっ、嬉しいってAが言ってんで」




「……！///」





なんも言ってへんのにそう言うお兄さん





大「え、今なんか言ってました？笑」




智「お兄さんやからわかってまうねんなぁ」





すげぇなんて感心しつつ、Aを見てると




ほんまにそう思ってるんやろなって顔




それからお兄さんは講義に向かって、




2人で萌音と崇裕を待つことに






大「…遅いなぁ」




「…。」





コクンと可愛くうなずくA




それからずっと気になってたことを聞く





大「なぁ、この前スマホ拾ってもろたやん」




じっと俺を見つめて次の言葉を待っとる




大「昔にもさ、俺のパスケース拾ったことある？」






難しい顔をするA




「…(い・つ)」



Aが何を言いたかったのかしばらく考えて





大「…あ！いつ？って言うた？」




そういうとコクコクと頷いた




大「えっと、だいぶ前やねんけど、高3の夏ぐらい」




また難しい顔をして考えるA




大「…わからん、よな 笑」







「……！」



しばらくして突然ハッとした顔をした




「……(え・き)」




え、い、……え、き、！




大「そお！駅！」





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