一話 ページ2
『兄様!!兄様!!』(ぎゅぅ
「うんうん!
かわいいですな〜」(なでなで
「Aは今日何してたのかな??」
『今日はね〜先生と一緒に勉強したんだよ!!
今日はお絵描きして・・・』
「どんな絵を描いたの?」
『見て〜〜兄様たちを描いたんだ〜!!』
「上手ですな〜!!」
「Aはなんでもできてえらいね」(なで
『えへへ』
ここは嘆きの島
シュラウド家が管理するオーバーブロット研究施設
地上と隔離され秘匿にされてきた島
『私も、兄様たちと一緒の学校に行けるの??』
「それはできないね・・・」
『なんでーー!!
兄様たちと一緒に授業できないの??』
「Aは女の子だからそもそも一緒には通えないんだよ・・・
悲しいけど・・・」
『・・・』(ぎゅぅ
「A、ごめんね・・・」(ぎゅう
『一緒がいいもん・・・』(ぎゅぅ
「ぅぐ・・・泣かないで・・・」(なで
ホリデーはいつもこうだ・・・
妹を宥めて一緒に勉強して・・・
なのに・・・なのに・・・
「シュラウド君!!今すぐ学園長室へ!!」
「へ!!??
拙者何もしてないでござるぞ・・・」
『!!兄様!!来ましたよ!!』
「へ??なんでここにいるの!!」
『黒いお馬さんが連れてきてくれたんだよ!!』
「・・・学園長・・・」
「私にも理解ができません・・・」
『兄様ー』(ぎゅぅ
「怖い思いしてないでござるか??」(ぎゅぅ
『大丈夫
兄様に会えた・・・』(すりすり
「一人にしてごめんね・・・もう大丈夫
兄ちゃんが守ってあげるから・・・」(なで
『ぅん・・・』(ぎゅぅ
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作者名:悠 | 作成日時:2023年11月13日 11時