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１４話 ページ15
『・・・』
「A、こっちに来い
危ないぞ」
『・・・ぁ、ごめんなさい・・・』
「まったくなんでこんなことに・・・」
先輩たちがぶつぶつ言ってる・・・
兄さん・・・大丈夫かな・・・
『・・・』
決闘なんて名ばかりだ
ものの５秒で終わった・・・
「愚かだ
さぁパーティー続きをしよう」
『大丈夫？？』
「ぁ・・・あぁ・・・」
「・・・くっそ・・・」
『兄さん！！！』
「！！」
『こんなのただの意地悪だよ！！
僕の同級生をいじめないで！！』
「A、これは違うんだ！！」
「A・・・お前」
『兄さんがこんなことするなんて・・・僕は信じないから！！
あの頃の優しかった兄さんはどこに行ったの？？』
涙が流れた・・・なんで？？
「違うんだ、A！！信じて欲しい・・・」
『信じない！！』
「Aちゃん、こっちおいで・・・
ここは危ないからね」
『ぅ・・・ぅん・・・』
「・・・き・・・嫌われた・・・
僕の大事にしてきた・・・Aに・・・
どうして・・・どうして・・・どうし・・・て・・・」
ボタ・・・ボタ・・・ボタボタボタ・・・
ボチャン・・・！！！
「・・・A・・・
どこに行くんだい？？だめじゃないか・・・離れちゃ・・・」
『に・・・兄さん・・・？？』
「・・・どこにもいかないと約束してくれ・・・A」
『！！い・・・息が・・・！！』
喉に薔薇のツタが絡む・・・
喉に棘が刺さり血が流れ白いシャツに血染みができる・・・
息ができない・・・意識が・・・途切れる・・・
「いでよ！大釜！！」
「くっそなんでこんなことになってるんだ！！」
「わからん！！
ただ・・・このままじゃAが！！」
「いくぞ！！」
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作者名：悠 | 作成日時：2023年11月5日 4時
