超能力者が七人 ページ8
『どうぞ、照橋さん』
〈今日は綺麗なゼリーだな〉
「ありがとうございます。お姉様」
『ゆっくりしていってね』
『楠雄には夕飯後でコーヒーゼリーをあげるから』
「!!!(なんですって
さすがお姉様・・・)」
〈さてどうしたものか・・・〉
照橋さんの姉への好感度:80%
姉の照橋さんへの好感度:10%
姉さんの好感度、終わっているな・・・
僕や空助は常時1000%くらいなのに・・・
『ぁ!!母さんからお使い頼まれてたんだ!!
ちょっと出てくるね??』
姉さんは他人と接するのがとことん苦手だ
在宅社長になったのもそういう理由だった
理由はいじめ・・・
陰湿ないじめを受け、人間不信になってしまった
僕や空助、両親には甘えるが
他人には全く甘えない
好感度が上がらないのはそういうことだ
姉さんの好感度あげは恋愛ゲームで言う隠しキャラほど難しい
〈姉さんのデザートは美味しい・・・〉
「そうだね、とっても美味しい」
「あらぁ、いらっしゃい」
「!!お邪魔してます」
『・・・』
「ほら、A
ただいまは??」
『・・・ん』(ぺこ
「(このよそよそしさはなんなのよ!!!
お姉様なんでこんなにそっけないの!!!)」
これが姉さんの本来の他人との接し方だ
鳥束の時は俺がいたから会話していたものの
いつもより完結に済ませそうとしていた
仕事の時もそうだ
〈姉さん、おかえり〉
『ただぃま』(母の後ろへ
「Aちゃん、冷蔵庫に片付けるわよー」
『ん・・・』
「私も手伝います!!」
『ん・・・』
姉の照橋さんへの好感度:5%
さらに下がったぞ・・・
「(絶対好印象を持っていただかなくては!!!)」
そのやる気
姉さんには逆効果だぞ・・・照橋さん
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作者名:蓮琉 | 作成日時:2021年4月16日 14時