シスコンが一人と私二人 ページ17
『・・・ふんふふーん』
「社長、今日はありがとうございました」
『いいえ〜
ふんふふーん』
「・・・」
『??誰??』
「やっぱり斉木先輩だ・・・
お久しぶりです。」
『??』
「照橋です
照橋真!!」
『!!!
来ないで!!!
高浜、家に帰る』(急いで車に乗り
「失礼いたします」
「はぁ・・・」
完全に嫌われている・・・まぁ無理もないか・・・
心美の件で斉木の家に行った時にまさかと思ったが・・・
「綺麗になっているな・・・先輩・・・」
_______
『はぁ・・・はぁ・・・』(怯え
「社長、もうすぐで家ですからね」
『高浜・・・ごめんなさい・・・
私・・・私・・・』
「大丈夫です
必ずお守りします」
なんで・・・なんで思い出しちゃうのよ・・・
早く空助と楠雄に会いたい・・・
早く・・・
「着きましたよ」
『!!
ありがと、高浜』
「社長」
『??なに??』
「あまり無理はされないように
私、心配です」
『大丈夫よ、心配してくれてありがと///』
「いえ
また明日」
『お疲れ様、高浜
ただいまーー』
「おかえりーA
お客さん、来てるわよ」
『??誰??』
今日は早く弟たちに・・・
「お姉様・・・お邪魔しております」
〈おかえり、姉さん〉
「おかえり、姉さん」
『ただいま・・・
なんで照橋さんがいるの??』
「どうしても謝りたいんだって
身の程知らずが・・・」
『空助、そんなこと言わないの
照橋さん、あなたは悪くないわ』
そうこれは
私の問題だもの・・・
「でも・・・」
『私、高校時代いじめにあってたんだ
最後の何ヶ月なんだけど・・・
あなたのお兄さんを振ったのが原因でね・・・
ひどいこともいっぱい言われたし
消したい画像も・・・動画も・・・いっぱい撮られたし
高校最後の思い出が地獄なんて誰だって消したいでしょ??』
「そ・・・そんな・・・」
そう私は真っ黒なんだ・・・
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作者名:蓮琉 | 作成日時:2021年4月16日 14時