60 mma2018 ページ12
グク サイド
今年の歌手なんかに選んで頂いて……なんか嬉しい限りだ。いつの間にかこんなに大きくなれてたんだな。
なーんて、呑気に考えてたんだけど。
ホビヒョンが泣き始めた時からみんなの涙腺が緩みだした。
ジミニヒョンは励まそうとしてるのかホビヒョンの肩にあごのせてるけど…army喜んでるね。きっと。
やばかったのは。ジンヒョン。
普段泣かないジンヒョンが目に涙をいっぱいためて、声を震わせて話している姿には感動させられてしまった。
ジン「解散を考えた時期もありましたが……」
【解散】
その言葉に反応してVヒョンが泣き崩れたからそっと頭を抱き寄せる。
ぼくも、思い出していた。
リュウもきっと。
ぼーっとどこかを見つめていたから。
ーー
あれは、今年の1月くらいだっただろうか。
BTS 8人で話す機会を持ったんだ。
みんな忙しくて、精神的に余裕がなくて、宿舎内もぎすぎすしてて、励ましてくれるarmyの中にも過激な人たちがいたりして、爆発しそうになっている時だった。
rm「解散を考えている。」
びっくりした。
【解散】
重くて大きくて。でも短い言葉。
いやだっていう気持ちがまず第1に芽生える。でもやっぱり正直言うと、そのほうがいいかなとも思った。
みんな黙ってしまった。
ジン「ぼく、は……って、リュウ?!」
ジンヒョンの声に、一斉にリュウを見た。
リュウは美しすぎる涙をぽろぽろと流していた。泣いているリュウは珍しいからおろおろしてしまう。
『やだ、やだ、やだ……』
ジミン「うん、そうだよね、リュウ落ちついて?」
ジミニヒョンにも涙が伝染する。
『解散なんか、したら、ぼくの…家族がいなくなるっ!!ぼくの大好きなヒョンがヒョンじゃなくなる!そんなの、そんなの……やだー!!』
つられて口々に、
ジン「ぼくたち子どもすぎるよ。解散なんてそう簡単にしていいものじゃない。」
rm「そうです……そうですよね。」
V「ぼくもやだ。」
みんなの声がまとまっていった。
rm「みんな、辛いこともあると思う。無理はするな。でも、これからも防弾少年団の1人として、8人で頑張ってくれるか?」
all-rm「はい。」
ーー
ジン「army、ありがとうございます。」
ぼくはぼーっとしているリュウに声をかけた。
グク「次、リュウでしょ?」
『……うん。』
リュウがマイクの前に進み出た。
220人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆる(プロフ) - 楽しみに待ったます! (2019年4月9日 17時) (レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
w w h(プロフ) - ゆるさん、ありがとうございます。テテと主人公のいちゃいちゃですよね?わかりましたー! (2019年4月9日 17時) (レス) id: b16ae58b24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - リクエスト良いですか?テテとイチャイチャがみたいです!テテペンなのでギリギリのイチャイチャが…お願いします! (2019年4月8日 21時) (レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
w w h(プロフ) - 恋レンさん、ありがとうございます。伝言ゲーム、次回書きます!! (2019年4月8日 21時) (レス) id: b16ae58b24 (このIDを非表示/違反報告)
恋レン(プロフ) - イヤホンガンガン伝言ゲームみたいです! (2019年4月8日 19時) (レス) id: e0ddc7e7db (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:w w h | 作成日時:2019年3月20日 17時