56 トック ページ8
ジン サイド
ぼくの十八番とも言える料理がこのトック。
ほかほかの湯気をたてているトックを食卓に運ぶ。
ｼﾞﾝ「はい。」
『いただきまーす。』
リュウは一刻も早くこの場を離れてぼくたちを2人きりにしようとしているのか、すごい勢いでトックを食べてる。
ｼﾞﾝ「喉に詰まらせないようにね……ほら、ユンギも食べな？」
ｼｭｶﾞ「…いただきます。」
ぼくは2人の反対側に座って、トックを食べる弟たちを見つめた。
ｼｭｶﾞ「ははっ……ジンヒョンのトックだけはやっぱりおいしいや。」
ｼﾞﾝ「やー。なんか嬉しいような嬉しくないような複雑な気持ちなんだけど？」
ｼｭｶﾞ「本っっ当に…おいし、い……」
ｼﾞﾝ「ユンギ？」
ユンギの白い頬を、透明なものがつたっている。
.
それが涙だと気がつくのには、少し時間がかかった。
リュウは僕以上にぎょっとした顔をすると、残っていたトックを一気にかき込んで、
『ジンヒョン、おいしかった。ごちそうさまです!!』
と耳打ちした。
リュウが自分の部屋に入ってパタンとドアが閉まる音がするまで、ぼくたちは一言も喋らなかった。
ユンギは半分以上残ったトックを横にどけると、机に突っ伏して顔を隠した。
肩は小さく震えていて、声を我慢していることがわかる。
ぼくはそっとユンギの隣に移動した。
ユンギがこんなにナーバスになるなんて久しぶり。
まだ人々を怖がっていた時代以来かも。
ぼくから話を強いることはしたくなくて、ただ黙ってユンギの言葉を待った。
ようやく顔をあげたユンギの唇には、強く噛みしめたためか血が滲んでいた。
ｼｭｶﾞ「ジン、ヒョン……
.
.
助けて。」
あぁ……あなたの唯一の兄を、こんなに切羽詰まるまで頼らないなんて、困った弟だね？
ｼﾞﾝ「ユンギ、どうしたの？」
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ゆる(プロフ) - 楽しみに待ったます！ (2019年4月9日 17時) (
レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
w w h(プロフ) - ゆるさん、ありがとうございます。テテと主人公のいちゃいちゃですよね？わかりましたー！ (2019年4月9日 17時) (レス) id: b16ae58b24 (このIDを非表示/違反報告)
ゆる(プロフ) - リクエスト良いですか？テテとイチャイチャがみたいです！テテペンなのでギリギリのイチャイチャが…お願いします！ (2019年4月8日 21時) (レス) id: 99c551705d (このIDを非表示/違反報告)
w w h(プロフ) - 恋ﾚﾝさん、ありがとうございます。伝言ゲーム、次回書きます！！ (2019年4月8日 21時) (レス) id: b16ae58b24 (このIDを非表示/違反報告)
恋ﾚﾝ(プロフ) - イヤホンガンガン伝言ゲームみたいです！ (2019年4月8日 19時) (レス) id: e0ddc7e7db (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：w w h | 作成日時：2019年3月20日 17時
