【wrwrd】彼こそ異端者なり【男主】 (ページ29)

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内戦の果てで異端者は言う73 ページ29

「日本軍指揮官」

「あぁ指揮官。...えっ指揮官？」

「しかも後方勤務の」

「凄い魅力的なポジションですねー」

「ちなみに似た立ち位置に関西広域連合のメンバーもいるぞ」

「オールスター？」

冷や汗が止まらない。完全に整えられている。職場環境が最強である。

「あー...じゃあ、やりますか...」

明らかに「入って欲しいな！」という表情でこちらを凝視するグルさんには勝てなかった。

俺が心の中で呆れながらそう返答すると「よし！アイツらに伝えてやるぞ」と一人で屋上からダッシュで階段を降りていった。

苦笑してそれをみた後俺はふと空をもう一度見上げる。

相変わらずの快晴だ。あんなに曇っていた県庁を思い出す。折角いい役職に就くのだ、更地にされた旧福岡県の復興をお願いしてもいいかもしれない。

そんな事を考えていると階下で俺を呼ぶグルさんの声が聞こえる。返事をしながらゆっくり俺は階段を降りていった。

...後に内戦を振り返った或る異端者は言う。

『まぁ、なるようになるでしょう！』

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日本は内戦を経て未来は内戦を生き抜いた知事達に委ねられた。

その後日本は軍人国家と化しあらゆる国に戦争をふっかけていくのだがそれはまた別の話だ。

END