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忠「…………は？抱き合ってたって何？なんで急にそんな話なるん！？」
章「Aちゃん…………信ちゃんとつき合うてんの？」
忠「ヤス！！」
章「だって、そうゆうことなんちゃうの！？ほななんで信ちゃんガッコけえへんねんな！誰かにバレたからなんちゃうん！」
恵「2人がケンカしないで！今は横山先生の話聞くの！！」
忠・章「…………」
A「たつ、章ちゃん。黙っててごめんね？…………あたし、ずっとね」
…………村上先生のこと、好きだったの
固まってしまったたつと章ちゃんに、木部くんのことも含めて今までの経緯を話した
木部くんのことに関しては、恵美にも隆ちゃんにも言ってなかったから、2人も同じように固まってた
A「………つき合ってるって訳じゃないの。ただ、お互いの気持ちがわかったってだけで……」
自分で言ってて悲しくなってくる
気持ちがわかっただけだなんて………こんな宙ぶらりんな関係、他にないじゃん……
横「わかっただけって、A、それはちゃうぞ」
有「そうだよA。お互いが想い合えるのって、すごいことだよ？」
横「……ヒナは、教頭に『Aとのことは真剣に考えてる』て、はっきりゆうたんや。…………ひとりの女性として、本気で大切にしたいて、あいつ、全然ブレんとゆうたんやで？」
A「…………」
横「俺は、Aの担任やからそばで聞いててんけど、あいつの目に嘘はなかったと思う。ほしたら教頭が」
そこまで真剣だと言うのなら、あなたが生徒を守らないといけないんじゃないですか？
このままでは、その生徒にも何らかの処分は避けられませんよ？
A「……………」
横「鳥肌たったわ………俺、もうちょっとで殴りそうなった」
有「………村上先生ね、自分が辞めることで、Aが学校に残れるように校長先生にも頼みこんだんだよ。校長先生は、辞めることはないっておっしゃってたんだけど」
横「教頭、ヒナの後釜に、自分の甥っ子就けるようゴリ押ししたんや。………結局は、それがある意味狙いやったんかもしれへん」
有「この事情を知ってるのは、ほんの一部の教職員だけだからね？あたしは、Aの親戚だから。錦戸先生には、3学期から新しい英語担当が来るからってことで、説明があったんだって」
………横山先生と有希ちゃんの言うことは、とてもよくわかる
村上先生が、『あたしを守るために』だという
その、意味も………
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作者名：C.O. | 作成日時：2018年6月13日 12時
