×××10 心に効く柔軟剤 ページ10
YGの中は 大学みたいなオシャレなテラスやカフェがある。社長がわたしの店のファンでデリバリーするようになり、今は何個か商品を下ろさせてもらってる。社内で店舗を一つ出すか？て言われたけど…それはなんとなく断った。
……………
そんなカフェテラス的なところにヨンベに連れられて腰掛けている…
練習生かな？中学生くらいの子たちがゾロゾロと入ってきた…みんな可愛いなぁー！ジヨンちゃんとヨンベもこんなんやったなー
ん？
なんや、すんごい顔して入ってきた子がこっち見て一礼して 去って行った…
「ヨンベ、怯えられてんのか？」
「まさか、ジヨンじゃないし。笑」
ジヨンちゃん！？
「うちのリーダーは気分屋やからね〜 」
そーかぁ？あんな可愛くて優しいのにな…。
「ってか…いつでもそー思えるAのジヨン愛ってやっぱ凄いわっ！笑」
あー… 心の声出てたんかw それにしても笑いすぎ…
さっき、全てを察してくれた人とちゃうやん！？たまに出るブラックヨンベめっ！
コホンッ
て、わざとらしく咳払いをする…
「あんな、ジヨンちゃん…今って…」
思わず神妙なわたしの言い方に ヨンベからも笑顔が消える…
逆に真剣すぎる顔されると、不安になる…
スンちゃんに聞けば良かったかな…
またまた弱気になるわたしを払い退けるように首をぶんぶん横に振った…
「A…？」
『かっ、彼女とかいるか！？』
＿＿＿ ＿
「いない。」
ホンマかっ！？って叫びそうになったけど、ヨンベに笑顔はないままで…
そやな。本題はこっからや…
「あのさ… 最近… …リサさんと…会ったりしてるんかな？」
………
やっぱり 笑わないヨンベに
''べべが困った顔してどうすんの？''って子どもの頃と同じセリフで笑いとばした。
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作者名：林檎 | 作成日時：2016年8月7日 1時
