ＳＭＩＬＹ/愛しのジヨンちゃん。 (ページ50)

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×××50 なつかしくてあったかい声ページ50

「…もしもし、ヨンベ？」

Aの声だ…

「なー！聞いてる！？ジヨンちゃん怒ってたか？」

どこかなつかしくてあったかい…

『… 怒ってねぇーよ。』

「ジヨンちゃん！？」

ドキッ

「ぅあーー！ジヨンちゃんだぁー！泣」

半べそ状態のAの絶叫に思わずスマホを耳から離した。

『…うっさい。』
「…ぅうッ…泣」

『あー…泣く事ないだろ？』
「だって、ジヨンちゃん電源切っちゃってるし、昨日なんか変なこと言ったのかなー？て…」

て、もしかして…

『昨日のこと覚えてねぇーの？』

まさかー笑そこまで飲んでねぇだろ？

「久しぶりにね、外でお酒飲んじゃって！ほらー話してた仕事ね、うまくいったんだぁ～！あっ！でもちゃんと目覚めたら家のベッドで寝てたからだいじょうぶだよ！」

て、記憶ないんじゃ…

全然大丈夫じゃねぇーじゃんかッ‼‼‼‼⁉

「けっこう酔ってたと思ったんやけどな！帰れるもんやなー」

… いや、鳥男が送っていったからね。

『…A、』
「ほんまにジヨンちゃん怒ってへん？」

『……………』
「ジヨンちゃん？泣」

＿＿ _

ジヨンちゃん…

俺、わざとだ。わざとAが泣きそーになるの…
「ジヨンちゃん」て、俺のこと呼ぶの待ってる…