ＳＭＩＬＹ/愛しのジヨンちゃん。 (ページ49)

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×××49 俺の親友、トン・ヨンベページ49

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『そこ！ライト強すぎだって、』
『そんなんじゃ反射してなんも見えねぇーから、』

『…ッ！こんなとこに…置いたヤツ誰だよっ！？』

緊迫した空気…
本番は一度きり。失敗は許されない。
だからこそ最高なステージにしたくて厳しい事を言ったりみんな一生懸命になるわけじゃん…

俺の事をみんなヒソヒソと話している

「…ヒョン…機嫌悪いっスね…」
「スンリ…おまえ殴られたいの？」

わかってるよッ！だけどうまくできてないのはそっちだろ！？だったら言われないくらい完璧にしろよッ…

「ジヨン、ちょっと休憩しよ？」

誰も俺に直接言おうとはしない。そんな俺に唯一近付いてくるのはヨンベだけ。

いつもヨンベの一言で緊迫した空気は一気に解放されるんだ。

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「今日も天気いいなぁ～」

ヨンベは伸びをしながら青空に向かって手を伸ばした。

「外でするの気持ちいもんだなぁ。」

確かに昨日は終わった後、すげぇー気持ちよかった。やっぱ野外っていう解放感からか？

''やっぱ外でヤルのは最高だな！”ってたっぴょんが言ったセリフを思い出した。たっぴょんが言うと下ネタにしか聞こえない。笑

でもヨンベが言うと…

「んー？」

バックの太陽がまぶしいよ。

『なんでもない。笑』

さすが名前に太陽が付く男。バカが付くくらい純粋で真っ直ぐなんだ。…俺とは真逆なんだよ。

「ジヨン、Aに連絡してみれば？」

いきなりAの名前が出たもんだからドキッとした…

「今日の星占いみた？獅子座一位だったよ。ラッキーアイテムはー子どもの時の宝物だって。」

『…なんだよっそれ…』
「魚ちゃんも言ってたよ？」

『は？占いとか信じないし。』

そんな皮肉しか言えない俺にヨンベは満面の笑みで返してくる。

俺にとってヨンベは親友で、なんて言うか絶対的存在だ。

『…わかった…』
「ん？電話する？」

『あぁー』

「良かった。笑ジヨンさー電源切ったのぉ？Aが連絡とれないって…あ、まただ…もぉ、解決してね？」

ヨンベから渡されたスマホには、昨日から待っていたAの名前の文字が… ドキッとした…

思わず自分の心臓を抑えるように胸に手を当て、画面をタップしてゆっくり耳に当てた。