ＳＭＩＬＹ/愛しのジヨンちゃん。 (ページ48)

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×××48 1秒でもいて欲しくなくて… ページ48

通話を押した…

『Aッ、』
「……ジ…ヨン…ちゃん？」

機械音を通して聞こえてきたAの声はやっぱり少し酔ってる…？

「あー！ジヨンちゃんだっ！」
『…おまえ、酔ってんの？』

「んー？」
『だから酔ってんかって⁉』
「ふふ笑。ジヨンちゃんだー！」

あー… ダメだ。酔ってんじゃん…

『…もう…遅いし…帰った方が…』
「えー？」
『だから帰った方が…』
「ふふ。笑」
『ほらっ！夜になったら寒くなるし…おばけだってッ、』

なに言ってんだか… Aはさっきから「んー」とか「えー」ばっかで全然会話になんねぇー…

楽しそうに笑ってるAの声が聞こえてきた…

『だからさ、』

Aを…１秒でもその場にいさせたくなくて…

「タクシー来ましたよ！乗って下さい。」

‼‼‼‼‼⁉

聞こえてきたのは男の声。

「じゃ、Aをよろしくねぇー」

今度は女の声。

『えっ！？…ちょっ、待って…』

「×××までお願いします。」
『A！？』

「ちゃんとかえるからーだいじょうぶい！笑」
『ダメ、乗るな！ってか、オンニ女は？オンニ女と一緒に…、』

ブーブーブー…

切られた…。