ＳＭＩＬＹ/愛しのジヨンちゃん。 (ページ47)

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×××47 なぞなぞって難しい。ページ47

ホテルの部屋。ベッドの上であぐらかいてスマホとにらめっこ中…

さっきからなんの音すらならないスマホを見つめては閉じを繰り返している。

カン．スンユン
本名か知らねぇーけど鳥男のInstagramには今どきの若者な写真が投稿してあった。所々にある鳥好きだと思わせる証拠から、たぶんコイツが鳥男なんだろう。
俺が見た飼育員くささはない。モデルみたいで
背が高くてチェスターコートが似合う男。で…スンペンだ。

『スンリ、ビール。』

「はい、」

ってかよく見つけたな… スンリの奴、女だけじゃなく男もチェックしてんのか？抜かりねぇーな…

「……飲むんだったら、タプヒョンと一緒に行けば良かったのに…、」

『…………………』

「…あー… も、電話してみればどうですか…、」

さっきの写真をもう一度見てみる
ほんのり顔が赤いA…
お酒飲んだ？弱いからって普段あんまり酒飲まないのに… Aって…酒飲んだらどーなるんだ！？

時計を見れば9時半を回っていた…

…まだ、飲んでんのか？

♪ピコ

LINEの音、Aからだ！

『…ぅあっ！…ッ、どこだよっ！？スンリ！俺のスマホ！？』

「え！？自分でさっき投げたんじゃ…」

スマホを探すがさっき投げ捨てたせいで見つからない。やっとベッドの下に手を伸ばしスマホを拾いLINEを開けた。

『はぁっ！？…これだけ！？』

Aからはスタンプのみ。
しかもよくわかんねぇー系のふざけたテヘペロ的なスタンプが送られていた。

『…ぁあーっ‼‼‼‼‼‼』

よくわかんねぇーモヤモヤを消すように頭をゴシゴシと掻きその場に項垂れる。

なんなんだよっ！？

さっきから頭の中でそんな疑問と答えが出ない事でイライラしてる…最近、Aの事になると至ってそーかも。

たっぴょんに言わせれば「なぞなぞだから教えてあげない。」て言われそうだし…
こんなことならレッスンばっかやってくんじゃなかったな…恨むヤンサw

「ヒョン…」

なに？おまえだったらわかんの？

『スンリ、なぞなぞって得意？』

＿＿＿ _

隣りからはシャワーの音とスンリの下手くそな鼻歌混じりのcrayonが聞こえてきた。静まり返った部屋には俺のため息混じりの吐息のみが響いている。