×××44 気になるお土産の中身は！？ ページ44
YB…side*
「コンニチワ 」
「あ、いらっしゃいませっ…コンニッチワッ、」
僕が急に日本語で話したからか日本語の方が辿々しくなってる。笑
「いつものですか？」
最近入った子で日本人。で 僕のことは知らないのか？バレてないのかよく来る常連客くらいに思ってる。笑
「今日は…オレンジジュース。」
「はい！…以上でよろしいですか？」
「あと、テンチョウサンオネガイシマス。笑」
＿＿ ＿ ＿
店内の奥、従業員専用って書いてある部屋。
パタパタパタと大きな足音がして
ドアが勢いよく開いた
「ジヨンだと思った？」
とびっきりの笑顔で僕を見上げて
今にも飛びつきそうなくらいに尻尾振ってるAに
ちょっと意地悪く聞いてみた
「んー、ちょっとな。笑 ゆうちゃんなんも言わんかったから〜。ジヨンちゃんお昼にちょっと来たんやけど間にあったか？みんな待ってたんやろ？」
「ヨンベ？」
くるくるまわる黒目がちな大きな目…
「ぅあっ、」
グッ と覗き込まれ思わず後ろに下がると
ガタッ、何かにぶつかった。
「ごめん！」
ぶつかったのは紙袋で…袋には中国語、
あれ？
「あーそれな！ジヨンちゃんがくれた お土産！まだ見れてへんかってん！なんやったんやろ？」
やっぱり。
「はい。開けてみれば。笑」
「せやな！」
「なんやろー？」
「さぁー。パンダ？」
「お菓子？中国茶？」
「ちゃうよ。笑 もっと大きいし」
「じゃーあれだ。ブルースリー…」
なんだろー？
僕も 気になってた。ジヨンがAにお土産なんて今までなかったから。
「…龍？」
リュウ？
「金運…開運？商売繁盛するようにか？」
キンキラ金な龍…
「それにしても金ピカやなー！」
キンキラ金な龍の置き物
キンキラ金な、龍！←そこ！笑
「けっこう大きいなー！」
あー ダメだ。
「…ぷっ、はっはっはっはっ…ジヨン…笑」
その場に屈んでお腹を抱えて笑い出した僕を不思議そうにAは見てる。
あー…
「ヨンベ大丈夫か？腹痛いんか？」
やっぱ、お腹痛いわ。笑
立ち上がると Aもピョコって立ちすぐに同じ視線になる。背が低くて良かったと思う瞬間。
「大丈夫。笑」
もうほとんど残ってなかったオレンジジュースをズズっと啜った。
「A、日本コンサ来てよ。」
…
xxx45 0TO10 in大阪 10種年祈念コンサート→←×××43『high&low』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 157人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：林檎 | 作成日時：2016年8月7日 1時
