×××39 YG舞台裏あるあるその1 ページ39
『あ、これ…ヌナ？』
ペンミの衣装に袖を通しながら、テソンに服を着せているジウンヌナの方に視線を向けた。
「あー…それ？コレクションのー…ちょっ、テソン動かないで！」
ヌナが用意してくれた衣装はこないだパリであったプラダの展示会に出席した時、一緒に「いいね」て話してた服。
「やっぱ いいね！」
テソンの衣装チェックが終わったヌナ。今度は俺の番。
「爽やか！」
うん。白地のシャツが夏って感じで 俺の好きなアーティストとのコラボデザインだから 俺も気に入った。
パンツはサスペンダー付きのハーフパンツ。
短いパンツもいいんだけど…
「ジヨン？」
このままだと「爽やか」「モード系」…
あっ！
「なっ！なにっ！？」
＿＿＿＿ ＿ _
『やっぱいい感じ〜』
切りっぱなしのデニム。膝には大きな穴。
どう転んだらこんなに大きな穴ができるんだってくらい大胆に破いてもらった。
「…xxウォンのデニムが…」
デニムを切るのをためらったヌナは まだ なんかブツブツ言ってる…
だけど いつも俺の好きなふうにさせてくれるし
なにより 俺に 似合うものをちゃんとわかっている。
『ありがとぉ。ヌナー♡』
「はい、はい。」
「ジヨン！ちょっとこれ合わせてー」
「わっ！後、10分しかない！」
始まる前のバタバタはいつもこうだ。時間が遅れる事もしょっちゅうで、あ、これはダメなんだけど…けど、毎回いいものを作ろうとみんな必死になってるから。俺らだけじゃない。YGスタッフみんなが一団となる。
だからこのバタバタは俺は案外好き。ま、開始時間に始まった試しがないのもYG名物って事で。
「ん？タプ…なんか白いのついてる？ちょっ！…なんで大福なんか食べてんの⁉ …あーっ！」
「あれ…この服、セットアップだっけ？」
「え？ジウンさんが切るように言ったんじゃ…」
「私、言ってない。… ヨンベっ！」
「ねぇー くまー消えたぁ？」
「テソンさん…」
「…………主は…神に…」
「シー！今、話しかけちゃダメ。」
あー…
ただの自由人の集まりだからか。w
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作者名：林檎 | 作成日時：2016年8月7日 1時
