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×××35 彼女が彼氏の服に着替えたら ページ35

ドアのとこで立ったままで
一向に入って来ないA…



『ぶかぶか… 笑』


「…えっ、そ、そんなん言うても!ジヨンちゃん大きいし!それにこれはじめからちょっとダボってしとるやつやろ!?」


…………



俺の方が大きいんだから当たり前じゃんっ。




『 おまえさっ…笑』



あー…ダメだ…Aの言う通り、ダボってしてて
ズボンはブカブカで…なんかかわいい。笑




あれ?


急に静かになって俯いたA…
良く見ると頰を膨らませて拗ねてる。
怒るとすぐに拗ねるのはAの癖で… 子どもの頃と変わんねぇー



『ふっ…笑』



そっとAの頰に触れ、ほっぺたを摘んでみる



「…じ、よぉん… 、ちゃ…」



子どもの頃と同じで

くるくると表情を変えるA…





「…は、にゃ、し…て…
…、……じ、よぉん… 、ちゃ…」


『………………………』



もう片方の 手を伸ばす…



「…も、なに、するん⁉…ぶっ、さ、いくにっ…」



ビヨンっと 摘んだ Aのほっぺた…



「もぉーっ!痛いやんか…」



Aは 大げさに ほっぺたをおさえてる。


半べそで ほんと ぶさいくな顔…


子どもの頃と 同じで
真っ直ぐで 純粋なA…

俺の中だけで 変わるAの表情を、俺は…

×××36 ビヨーンとわしゃわしゃ→←×××34 ジヨンちゃんの匂いに包まれて



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作者名:林檎 | 作成日時:2016年8月7日 1時

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