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×××34 ジヨンちゃんの匂いに包まれて ページ34
ゲストルーム？空き部屋に響いたわたしのため息。
「はぁー…」
ジヨンちゃんが喜ぶかなーって思ったのに…
迷惑かけてるし…
呆れられたかも…
「これ…、」
ジヨンちゃんがかしてくれた服は Tシャツに短パン。
Tシャツはダボダボで わたしが着たらワンピースみたい？
男子が好きな格好…？ よく雑誌に載ってる見出しが頭を過った。女の子が彼氏のTシャツ着たらめっちゃ可愛いく見えるっちゅーやつかっ！？
鏡に映った自分は…
男子がドキってなるような格好なんかじゃなくて
「…子どもみたい」
短パンを履くとちょうどいい。 わたしが履くと 普通のズボン丈。
またお門違いな事して しらけられたらさすがに辛いから、セットで着替えた。
これジヨンちゃんが履くと膝小僧出る短さやで！あかん！めっちゃ可愛いんやろーなっ…
ジヨンちゃんの服を借りるのは初めてじゃないけど
毎回ドキドキする。
洗濯してあっても 袖を通した瞬間にジヨンちゃんのいい匂いがして…
抱きしめられてる感覚に陥ってしまうから…
＿＿ ＿ _
抱きしめる…
ん？
数時間前の記憶が頭の中で再生されてる…
ジヨンちゃん熱なかってんな…
ほな 家に着た時、なんで抱きしめたんや？
*
『あったかいや、』
ジヨンちゃん特有の声が また耳の奥で響いたみたいで、今さらドキドキしてきた…
×××35 彼女が彼氏の服に着替えたら→←×××33 幸せの定義
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作者名：林檎 | 作成日時：2016年8月7日 1時
