ＳＭＩＬＹ/愛しのジヨンちゃん。 (ページ32)

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×××32 素直すぎるヤツページ32

ポケットから鍵を取り出しテーブルに置いた。

『あー…鍵、』

「あっ！そっか、寝てしまったんか！なんで起こしてくれんかったんや⁉」

『…起こしたけど起きなかったのおまえだろ。』

「あーー…ぁ。…せっかくジヨンちゃんとおれたし…一緒にDVDみようと思ってたのにな…」

『……………』

『一緒にみるか』

「えっ？いいの⁉」

パァーてAの顔が明るくなった。すっげぇー嬉しそうな顔…

「ジヨンちゃん、ご飯食べた？」

ご飯で、思い出した。アイにご飯やらなきゃなんねーこと。

「ん？なんか作ろか？」

『あー…A…やっぱDVDまた今度。俺、帰んなきゃなんねーんだった、忘れててさ…』

あれ？ Aの顔からは笑顔がなくなっていって…

『俺の家でみよ。』

しょんぼりしてるAに伸ばしかけた手を引っ込めた…

「え？」

『あ、ダミ姉が今ニューヨーク行ってるからアイを預かってんの…』

「アイちゃん！？」

Aの顔がまたパァーって明るくなった。