ＳＭＩＬＹ/愛しのジヨンちゃん。 (ページ18)

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×××18 王子のキスを… ページ18

『A！』

「…………」

『A！起きろ！』

……………

身体を揺すってみるが全く起きる気配がない…

『Aっ！！』

「ん… 」

怪訝そうに顔を歪めただけで一瞬開きそうになったが目がまた閉ざされる…

『A！起きろって！』

「ん……」
『俺、帰るから…鍵かけなきゃなんねーだろっ…』

Aん家は俺の家と違って鍵かけなきゃいけないタイプの家なわけで…

だからオートロックにしろって言ったんだよ…そうでなくても普段から無用心だし！

「んー… いいわ…」

ほらっ！

『よくねぇーよ！』

「…植木…の下…」
『植木？』

植木なんかねぇだろ？ってか隠すのか？いつの時代やねん！

『あー！コラ！寝るなっ』

無理矢理、Aの身体を引っ張り起こす

「…んー… 王子のキス…」

『はぁ！？』

「…… キス…して…くれた…ら…起き…る…」

『あほ。早く起きろ！』

バタンっ

だからっ！寝るなって！！！！！！！

＿＿＿＿＿

すっかり脱力しきっているAを抱えてベッドまで運んだ。

『ぅあっ…！！！？』

＿＿＿＿＿＿

『A…？』

俺の首にギュッて巻きついて離れない…

起きてんの…？て思うくらいすげぇー力…
ゆっくりと片方ずつ手を外しそのままベッドに寝かせた。

「…………………」

完璧に寝た？ってか
寝られちゃ困るんだけど…

『A…？』

なのにAはスースーと寝息を立て始めていて…
だから？

＿＿＿＿＿

俺は、Aの唇にキスをした。