×××17 幼き頃の思い出 ページ17
腹いっぱいで おなかが苦しいのか 笑いすぎて腹が苦しいのか＿＿
どっちにしても なんか満たされた感じ？
さっき感じてたザワザワはどっかいってて、なーんだ、俺、腹減ってただけじゃん。
それにしても うまかったなぁ〜
昔から 料理が上手いA。
練習生時代によく差し入れしてくれたから夜食には困らなかったっけ。
あー
昔からそうだ。さっきの チキンも。キンパも。全部、俺好み。
「あ！ケーキもあるよー！ジヨンちゃんの好きなショコラ〜♪」
＿＿＿ ＿
「ど？おいしい？」
『…うん。』
「よかったー！ジヨンちゃん好きやろー。」
俺の誕生日に…Aは昔から…
「ケーキもね、カップケーキにしてお店に出してみよーかな？ねっ！どうかな？」
「ジヨンちゃん？」
『あー…』
Aの 店、 カロスキルに新しくオープンするんだっけ… カロスキルだとオシャレな女子が多いからウケはいいはず…
『いいんじゃない。』
「よかった！苺のもあるよ？あっ！テソンも食べたいって言ってたから差し入れにー…」
『テソン？』
「え？うん。前にマカロンあげた時も喜んでくれたし！」
『苺も。食う』
「えーー！苺も食べる？おなかだいじょうぶか？顔まるくなったって言われへんかー？」
はぁっ⁉
「だってジヨンちゃんすぐ顔につくからー」
『余計だっちゅーのっ！』
「なにそれ？古いで。笑」
＿＿＿＿ ＿
そんなAの忠告も無視して 残り4個のケーキを全部食べた。差し入れ分、全部。
はぁー … やべぇ…さすがに 食い過ぎたかも…
＿＿ ＿＿ ＿
夢…
いつのまにか寝てしまった俺は 久しぶりに夢を見た。
Aと俺が まだ子どもだった頃。
''ジヨンちゃんの誕生日には一緒にケーキを食べてお祝いしようね！”
”Aの愛はジヨンちゃんに全部あげる！”
”ジヨンちゃんすき。だいすき。”
＿＿ ＿＿ ＿
身体を起こすと
Aはソファーの横、ラグの上で寝ていた…
×××18 王子のキスを…→←×××16 憧れのシチュエーションと悶絶アングル
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作者名：林檎 | 作成日時：2016年8月7日 1時
