ＳＭＩＬＹ/愛しのジヨンちゃん。 (ページ11)

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×××11 力強くて優しい手ページ11

ヨンベが言いたい事はすぐにわかった…

『ジヨンちゃん… やっぱりまだ…』

「A、」

ポンてわたしの頭に置かれた手は優しい。
ジヨンちゃんとは違う優しいで、もっと力強い手。

その手に導かれるように顔を上げると …

「僕は、Aとジヨン、いいコンビだと思うんだよね。」

ふわって笑うヨンベの笑顔。いつもわたしの心を軽くさせてくれる…

『ジヨンちゃんと夫婦漫才か～！笑』

そや！ヨンベって柔軟剤みたいや！笑

『でもなー吉本入ってくれるかなー？』

「んーー、じゃ、スンリにしとく？」

『えー！嫌やしー！』
「嫌って。笑」

ジヨンちゃんの誕生日に告白すること言ったら

『じゃ、僕、毎日お祈りしなきゃ。』

「うん。」

な？ほんといい奴。ありがとうヨンベ様、神様、マリア様～！

ジヨンちゃんの気持ちがリサさんにあったとしても、やっぱりわたしは告白する。

そや！決めたんや！

「ヨンベ、ありがと。時間大丈夫か？戻った方がいいな！帰るわっ」

『Aッ…』

呼び止められて振り向いた
けど、ヨンベは何も言わないまま

きっと心配してくれてるんだ、そう思って

わたしは、気合いを入れたファイティンポーズをして見せた。