四十三話 ページ3
蘭くんの様に、私に触れてキスをしようとしていた竜胆くん
なのに、それは未遂へと終わった。
「 ……何その顔、期待した? 」
「 ……!してませんッ!! 」
私は竜胆くんの一言に否定すると彼は今日1番の笑みを浮かべた
──────────
「 俺、変わろうとした 」
「 え? 」
道路橋から離れ、六本木通りを歩く2人
未だに降り続ける雪
下を向く竜胆くんは雪の効果によってより儚さが増していた
「 喧嘩でも何でも…兄貴に良い所持ってかれて、
いつも俺の出番が無くなっていく。
……別に気にしてはいなかったんだけどな 」
竜胆くんは立ち止まり私の方を向いた
手を頭上に置かれ、何かを払われると彼は微笑みを私に浮かべる
「 お姉さんが兄貴に持ってかれるのが
1番見るに堪られなかった 」
雪、山のように付いてた。と手を叩く竜胆くんはシレッと言った
竜胆くんは蘭くんと一緒に歩いていた様子が気に入らなかった様だ
私は「 竜胆くん 」と彼を呼び、一息吸う
「 私は、君が"好きです" 」
人が増え始めた六本木通り
「 ………は 」
君に告げた私の言葉は賑わいを持つこの場で
大きく響いた。
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水誓 凪鴉@熟慮の精神(プロフ) - あぅぅぅぅ...続きとっても気になります...楽しみにしていますね、無理のない範囲で頑張って下さいッッ...!(なんか上からっぽくて申し訳ない...) (2021年8月22日 1時) (レス) id: 5d0d0234c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:音楼ぽた子 | 作成日時:2021年8月18日 14時