蒼炎のアイツ、雄英に入るようです。 (ページ4)

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消えない過去が４つページ4

あの後、憐にいいように言いくるめられて雄英を受けることになった。
俺は死んだことになってるんだぞと、言えば

「あー、公安の知り合いに誤魔化してもらうから大丈夫。」

と言われた。
それは大丈夫と言わない。

というか、雄英の偏差値はえげつない(確か79とか……？)。
奏音大丈夫か？
憐はいつも余裕だし俺はまぁ…多分大丈夫。一応ブランクあるとはいえテストは基本的に学年でも上位の点数だったし。

あとは個性訓練か……また暴走しないようにしないと。
2人を巻き込んでしまうかもしれない。
2人とも大丈夫、と言っていたが、俺が心配なんだ。
強くならないと。心の底からそう重う。

この日から俺は個性訓練を始めた。
最初は少し危なっかしかったけど、2ヶ月も経てば蒼炎を扱う姿は様になっていた。

奏音の勉強を憐とつきっきりでみる。
一応そこそこできる方ではあるものの、試験には余裕をもって挑んだ方がいいだろう。

因みに俺は憐が用意した家(俺の家くらい)に奏音、憐と一緒にシェアハウスしていた。
流石は財閥の息子。3人で住むには家大きすぎだろ。
本人に言ったら、

「………え、どこが？」

と言われた。
…え、これ俺がおかしいわけ？
そう思い奏音に聞くと、

「いや、私もそう思う。」

と真顔で言われた。
ですよね。