蒼炎のアイツ、雄英に入るようです。 (ページ13)

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消えない過去が13つページ13

クラス表を2人で見に行く。(憐、奏音は各学科の場所に行った)

「何組かなー？」

藍流がそう言う。
まぁ二分の一だし、大丈夫だろ。
外れたら外れたでまぁ…。

そんなこんなで着いた。

「えっと、か…か…か…か…あった！！飾見藍流！1-b！」
「や、あった。1-b。」

2人して顔を見合わせる。

「同じクラスだ。」
「良かった、知り合いが居たら心強いよ。こう見えて人見知りだから。」

ほっと、安心したように息を吐く藍流。
へぇ、意外だな。

「失礼します。」

別に教室だからそこまでかしこまる必要はないものの、やはり初対面の人間に悪印象を持たれるよりは全然いい。
そんな礼儀正しいところが彼女のいいところなのだろう。

……と。

ドアがあり得ない速度で開いた。
何故…？そんなに力を入れたのか？

驚いて彼女の方を見ると、彼女も吃驚していた。

「え、このドア軽いわ。見た目の割に。」

確かに彼女の言う通り教室のドアは2mほどあり、余程力を入れないと開けられないように思えるが、どうやら違ったらしい。

「あー、そのドア、軽いですよね。」

緑色の髪と瞳の同世代の少年に話し掛けられる。
クラスメイトらしい。