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続き ページ8

彩side

20時。
私たちは大慌てで掃除をしていた。
本来なら毎年この時間はテレビを見ているのに、昼間、結局ずっと色んなアルバムを見てしまったから掃除が終わらなくて、お母さんに叱られてしまったんだ。

「何がなんでも、掃除を終わらせなさいっ!終わらなかったら年越しも初詣も行かせませんっ!」

ってね。
私はぜーったい行きたいから今はとても必死。
隣では奈子がトロトロと片付けている。

奈子、そんなんじゃ終わらないよ?

そう思いながら、黙々と手を動かす。
そして、ようやく私は片付けを終わらせた。
時計を見ると"21:43"

えっ!やばいっ!
だって私、22時に家を出たいんだもの!
もう準備してすぐに出なきゃ!!

私はドタバタと1階に行き、お母さんに言う。

「お母さん!私、大掃除終わったから!」

「あら、そう。じゃあ行っていいわよ。何時に行くの?」

「22時には家を出たい。優くんも用意してっ!」

そう叫んで私はまた2階にダッシュ。

そして、少し大きめの白いニットのセーターに黒いフレアスカートを着る。
今日は事件じゃないからスカートでもいいよね?

カバンにお財布などを突っ込み準備はOK!
時計を見ると"21:50"

お、まだ余裕があるぞっ!
満足していると奈子が声をかけてくる。

「あ、お姉ちゃん!」

何?

「まだ、時間ある?」

...あるけど?

「じゃあ、奈子がもっとお姉ちゃんを可愛くしてあげるっ!」

はい?

ポカンとしてると、奈子はグイグイっと私の背中を押して鏡の前に座らせる。
そして、いつの間にか部屋に来ていた優くんに目を向ける。

「優くんはちょっと待っててね。」

「ん?...あぁ。」

...奈子、あなた、一体何をするつもり?

そう思っていると、奈子は私の髪を優しく掬っていじり始める。

...三つ編み?

疑問に思っていつつ、奈子が終わるのを待つ。

「...よし、出来た!お姉ちゃん、可愛いよ!!」

あ、ありがとう。
でも...全然後ろが見えないから分かんない。

困っていると、シャッター音。

えっ!また撮られた!?

そう思って振り返ると優くんがスマホを私に差し出していた。すると、そこには私の後ろ姿。

...うわぁ!可愛いっ!

そこにはいつもとは全く違う私の髪。
1つで結ばれているんだけど、何だかふわっとしてて可愛いんだ!

「奈子、優くん、ありがと!」

そう言うと奈子はニコッと微笑んでくれた。
でも、優くんは

「...おい、なんでもいいけどもう22時になるぞ?」

...え?
ヤバっ!遅刻するっ!

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セダム - Kokone♪さん» はい、勿論です!私もいつか書いてみたいと思ってたんです(*´∀`*)ありがとうございます! (2018年10月7日 16時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - もしも3を書くんでしたら、悠飛と砂原に出会いも書いてくれますでしょうか? (2018年10月6日 11時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» いえ、次は、一旦他のものを書こうと考えています!最後まで読んで下さりありがとうございました!! (2018年10月3日 18時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉 - 〜3〜も書かれるのですか?書かれるのならば、凄く楽しみです! (2018年10月2日 22時) (レス) id: 808e94c518 (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セダム | 作成日時:2018年9月14日 21時

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