おまけ 4 ページ49
小塚side
川崎くんがイメチェンした理由、それは..
片山や七鬼に少しでも追いつけるため。
アーヤは片山と噂になったりしていたらしくて、そんな奴らに勝てるわけがないって思ったらしいんだ。でも、それでも、アーヤのことが諦められなくてイメチェンして、自分に自信をつけて告白したんだって。
..本当に、アーヤの好きなんだね。
そう思っていると、みんなもそうだったみたいで、
「こいつ、良い奴だな。」
「あぁ。やっぱり強敵っぽいな。」
「ん。..でも、残念ながら断られたし、大丈夫だろう。」
若武がちょっぴり安心したように言った瞬間、とんでもない言葉が聞こえた。
「..でもさ、立花さん、いいの？俺、まだ君のこと好きなんだけど。」
その言葉に思わずはぁっ！？と若武が叫びかけて慌ててみんなで口を抑える。
っていうか、ちょっと聞いていないうちに、どういう展開！？
僕らが呆然としていると、アーヤが赤くなって慌て始める。
「それは..困るけど、でも、私、川崎くんともっとお喋りしたいもの。」
その言葉に今度は川崎くんが赤くなって、何だか..いい雰囲気になってない？
そして、その後、川崎くんはじゃあこれからは友達として、よろしく。とか言いながらちゃっかりアーヤと手を繋ぐ。
それに対して、アーヤもさっきとは打って変わって微笑んだ。
それを見て、若武がまた暴れ出すのを黒木と美門が止める。
「放せっ！あのヤロー、今すぐぶん殴ってやる！！」
「おい、落ち着け！」
宥める黒木たちを尻目に上杉が眉を顰めながら、僕を見て言った。
「..何かあの川崎って奴、砂原みたいじゃね？」
え？
「だってさ、あいつ、今フラれたばっかだろ？なのに、俺、まだ君のこと好きなんだけど。とか言ってんだぜ？どんだけハート強いんだ。俺、ぜってぇ無理。」
そうきっぱり言う上杉に思わず苦笑する。
そして、砂原という言葉にまた若武が反応する。
「砂原っていう言葉を出すな！砂原に似てるなんてマジ最悪だろっ！おまけに川崎はまだ浜田にいんだぞ！？あんな強敵もう1人作ってどーする！？」
...ん。
確かに砂原みたいな奴がもう1人いたら、今度こそヤバいよね。
そんなことを考えながら少し騒いでいると、後ろから声が聞こえた。
「..みんな、そこで何しているの？」
恐る恐る振り返ると、そこには、とっても黒い笑みを浮かべて仁王立ちしたアーヤがいた..。
『っ..ごめんなさいっ！』
この後、僕らがどんなに怒られたかは分かる..よね？
＊完＊
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セダム - Kokone♪さん» はい、勿論です！私もいつか書いてみたいと思ってたんです(*´∀｀*)ありがとうございます！ (2018年10月7日 16時) (
レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - もしも３を書くんでしたら、悠飛と砂原に出会いも書いてくれますでしょうか？ (2018年10月6日 11時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» いえ、次は、一旦他のものを書こうと考えています！最後まで読んで下さりありがとうございました！！ (2018年10月3日 18時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉 - 〜3〜も書かれるのですか？書かれるのならば、凄く楽しみです！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: 808e94c518 (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» ありがとうございます！頑張ります(*^^*) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セダム | 作成日時：2018年9月14日 21時
