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彩side
いつも通り、カフェテリアの端の方にいたみんなを見つけ、駆け寄る。
私に気づき、黒木くんが隣の椅子を引いてくれる。
お礼を言いながら、席につくと若武がみんなを見回して満足そうに頷く。
「よし、全員揃ったな。今回は近況報告だ。」
私は小塚くんと目を合わせ頷き合う。
予想、当たってたね。
「じゃあ、今日は...七鬼、お前からな。」
若武がそう指名すると、忍がキョトンとして自分を指さす。
「俺？」
「ん。たまには、いいだろ。」
「まあ、いいけど。...気になること。」
じっと考え込み始める。
そして、ふと目を上げて私を見つめてきた。
...何？
なんだか嫌な予感がしていると、忍が口を開いた。
「そういや、立花って川崎と付き合ってんの？」
その言葉にみんなが目を見開いて一斉に凍りつく。
私は頭を抱えたくなった。
ちょっと忍...何言ってんのよ！
ギロっと忍を睨みつけると忍は首を傾げている。
「あれ？俺、なんかまずい事言った？」
言った！！
すると、他のメンバーより早く立ち直った翼と黒木くんが笑っているけれど目が笑っていない、とっても恐ろしい笑みを浮かべた。
「...どういうことかな？アーヤ。」
「ん。これはきちんと説明してもらわないと。」
その言葉にハッと自分を取り戻したその他メンバーも次々に言う。
「そうだ、アーヤ！お前、彼氏出来たのか！？」
「...誰だよ、それ。」
「アーヤ、そいつのこと、好きなの？」
...あぁ！もう、うるさいっ！
「私は川崎くんとは付き合ってません！」
きっぱりと断言する。
すると、みんなは少し安心したような表情になったんだ。
まあ、数名疑ったような視線を送ってきたけど...。でも、また忍が余計なことを言う。
「えっ？そうなの？でもさ、最近毎日一緒に帰ってるよね？」
その発言にみんなは再び固まる。
またか...。
うんざりしていると、少し慣れたのか、さっきよりは早くみんなが解凍され、ギャーギャー騒ぎ出す。
「おい、今お前付き合ってないって言っただろ！？」
「今の言葉は嘘だったの！？」
「お前、国語のエキスパートだろ！？一から説明しろ！」
「...七鬼、そいつの名前、言え。今すぐ調べる。」
「川崎ってどこのクラス！？俺、知らないんだけど！？」
みんなの騒ぎ声に周りが迷惑そうにこちらを見る。
その目は、"お前らだけのカフェテリアじゃねぇんだよ"と言っているようで私は申し訳なく感じながらも叫んだ。
「今説明するから少し黙って！！」
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セダム - Kokone♪さん» はい、勿論です！私もいつか書いてみたいと思ってたんです(*´∀｀*)ありがとうございます！ (2018年10月7日 16時) (
レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - もしも３を書くんでしたら、悠飛と砂原に出会いも書いてくれますでしょうか？ (2018年10月6日 11時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» いえ、次は、一旦他のものを書こうと考えています！最後まで読んで下さりありがとうございました！！ (2018年10月3日 18時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉 - 〜3〜も書かれるのですか？書かれるのならば、凄く楽しみです！ (2018年10月2日 22時) (レス) id: 808e94c518 (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» ありがとうございます！頑張ります(*^^*) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：セダム | 作成日時：2018年9月14日 21時
