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続き ページ27

美門side

アーヤと2人でポカンとしていると七鬼が笑いながら言った。

「いや、だって俺と立花は編み込みしてんのに、お前だけやってなかったら仲間はずれみたいだし、俺、立花が編むとこ見てみたい。だって、お前より上手いんだろ?めっちゃ興味ある。」

...なるほど。
アーヤが編むところがみたいって言うのが多分本音だな。

「そうだね。仲間はずれはいけないよね!分かった。翼の髪も編んであげる。」

アーヤが張り切って言う。
その姿に思わず笑みが零れる。

「でも、俺の髪、ちょっと短くない?」

「大丈夫。編み込みが少なくなるけど、そのくらいの長さがあれば編めると思うよ。」

そう言うとアーヤは俺の横に立って髪を掬った。
髪を切る時以外、あんまり人に髪を大切そうに扱われることなんてないから少し擽ったい。

「翼も忍も髪、すっごく綺麗だよね。...羨ましい。」

アーヤが編み込みながら言う。

「そう?アーヤの方がよっぽど綺麗だと思うけど。...俺、アーヤの髪、好きだよ。」

最後の方は少し甘い感じを出して言うと、俺の想像通り、アーヤは顔を真っ赤に染めた。

「もう!翼、からかわないでよっ!」

...結構本心なんだけどな。

すると、七鬼も言う。

「いやー?俺も、美門と同じだけど?俺も結構立花の髪好きだよ?」

その言葉にますますアーヤが赤くなる。
俺は密かに七鬼を睨みつけた。

...このド天然が。

あたふたしながらもアーヤは俺の髪を編み続け、すぐに終わった。

「出来たよ!翼。」

...俺の髪、もう少し長ければなぁ。
残念。

七鬼がパアッと顔を輝かせる。

「うわっ、すっげぇ。え、美門の編み込みなんかとは比べものになんないな。」

...悪かったな。

少しムッとしていると、アーヤが満面の笑みで言った。

「何か、お揃いみたいだねっ!」

...お揃い、か。
どうせなら、アーヤと2人でお揃いの方が嬉しかったけど、まあ仕方がない。

あ、そうだ!

「じゃあ、お揃いの記念に写真撮らない?」

「写真?」

七鬼が首を傾げる。

「そう。こんなこと中々ないじゃん。だから、記念に。」

すると、アーヤが呆れたような表情を浮かべる。

「記念って...編み込みの?」

「ん。どう?やらない?」

ちょっと無理かな?と思いつつも押してみる。

「いいぜ。俺、お揃い記念、撮りたい。」

お、七鬼がノッた。

「いいよね、アーヤ!」

俺が念を押すとアーヤは渋々頷いた。

「...まあ、いいよ。」

よっしゃ!

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セダム - Kokone♪さん» はい、勿論です!私もいつか書いてみたいと思ってたんです(*´∀`*)ありがとうございます! (2018年10月7日 16時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - もしも3を書くんでしたら、悠飛と砂原に出会いも書いてくれますでしょうか? (2018年10月6日 11時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» いえ、次は、一旦他のものを書こうと考えています!最後まで読んで下さりありがとうございました!! (2018年10月3日 18時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉 - 〜3〜も書かれるのですか?書かれるのならば、凄く楽しみです! (2018年10月2日 22時) (レス) id: 808e94c518 (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セダム | 作成日時:2018年9月14日 21時

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