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彩side

そして、奈子が洗面所から帰ってきてから、3人でリビングに向かった。
リビングに行くと、お母さんたちは思い出話で大盛り上がり。

「ねぇ、覚えてる?私たちが中2の時にさ...」

「あぁ!覚えてるわよ!!」

っていう感じで。
だから、私たちもそっちを気にすることなく雑談をする。...と言っても私はほとんど奈子と優くんの会話を聞いているだけなんだけどね。

「ねぇ、優くんって彼女いないの?」

奈子が突然言い始める。

うわ、直球。

私がちょっと面食らっているのを尻目に優くんはとっても冷静。

「いるわけねぇだろ。俺、別に彼女欲しいなんて思ったことない。」

「えぇ!どうして!?」

奈子が元々丸い目をさらに丸くして聞く。

「だってまず好きな奴すらいねぇのにどうしようもないだろ。」

「理由は好きな人がいないから?」

「...そうだけど。」

「ふーん。優くんってそんな態度のくせに意外と純粋なんだねっ!」

満面の笑みで奈子が言う。
思わず吹き出す。

奈子...ちょっと失礼じゃない?
優くん、怒っちゃうよ?

そう思いながら優くんを見ると案の定優くんは口をへの字にして奈子を睨みつけていた。
でも、奈子にはそんなもの通用しない。
奈子は一切気にせず優くんへの質問をやめない。

「んー、でも、優くんモテるでしょ?」

「...さあな。」

あ、これはモテてるな。

優くんの態度からそう確信していると、今度は優くんが奈子に質問し始める。

「お前は彼氏いんだろ?」

そう言うと奈子はパアッと分かりやすく顔を輝かせる。

「うん!智くんって言うの!すっごくカッコいいんだよ!」

そんな会話を聞いていると、突然廊下で電話がなり始めた。
お母さんが出ていこうとするのを止めて私が行く。
だって、奈子たちの話面白いんだけど、恋愛系の話だと、私よくわかんないんだもの。

ガチャっと受話器を取る。

「はい。」

「あ、もしもし、アーヤ?小塚だよ。」

あ、小塚くん!

「うん。彩だよ!小塚くん、今日はどうしたの?」

「あ、えっとね、さっき若武から連絡がきて、今年はKZで初詣に行こうって言っていてね。」

初詣!
えっ、行きたいっ!!

「だけどね、年越しも一緒にしたいって言っているんだ。だから、夜遅くに外を出歩くことになるんだけど、アーヤ大丈夫?」

うっ。
...無理かも。

「お家の人に聞いてみて。もしアーヤが無理そうなら、年越しは無理でも次の日の朝とかに行こう。ってなると思うから。」

うぅ。
ごめんね...。

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セダム - Kokone♪さん» はい、勿論です!私もいつか書いてみたいと思ってたんです(*´∀`*)ありがとうございます! (2018年10月7日 16時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - もしも3を書くんでしたら、悠飛と砂原に出会いも書いてくれますでしょうか? (2018年10月6日 11時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» いえ、次は、一旦他のものを書こうと考えています!最後まで読んで下さりありがとうございました!! (2018年10月3日 18時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉 - 〜3〜も書かれるのですか?書かれるのならば、凄く楽しみです! (2018年10月2日 22時) (レス) id: 808e94c518 (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セダム | 作成日時:2018年9月14日 21時

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