背徳も冒涜の末も、けせらせら

第一節　空疎 ページ3

人間らしさとは何でしょう。

私は人間一人一人に価値が在るとは思えません。
人は皆平等何です。

私は頭の良い方や運動の万能な方、その他自分に優る者が厭で厭で仕方なく、日々彼等を妬んでいました。
皆平等の命を、平等の能力を以て生まれてくるべき何です。

平等なのに何故格差何ぞ出来るのか、私には不思議で仕方ないです。


七不思議に成った今でも奴等の信条を作り上げる心情が判りません。

それじゃあバイバイって心象をそう易々と売買する事は出来ません。

いと可笑しかったアイツの意図は知ろうともしないわ。


私の好きな彼も、光に憧れて手を伸ばした私の手を引いて呉れるのかと思いきや、突如として私の前から消えました。

はらりと落ちる桜の様に儚き者共の為に今日も私は祈ります。


地獄へ誘う為に。



あら、来客の様で……

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