【WT】悠か彼方まで｡【迅悠一】

6話* ページ9

.
《迅悠一side》


迅「ただいまー…」

貴「………」



俺が玉狛に帰ると、悠香がソファーで体育座りをしたまますやすやと寝息を立てていた。

壁の時計を見やると、想像以上に遅い時間になっていた。大方、俺の帰りを待っていてそのまま寝落ちてしまったんだろう。


迅「……やれやれ……おっ」


寝落ちた場合に備えてか、テーブルには悠香の字で書かれたメモと、ぼんち揚の袋が置いてあった。



『悠兄へ。
お疲れさま〜。今日学校の帰りにコンビニ寄ったら、なんと、ぼんち揚の塩ダレ味があったから買ってきました！あっさりめで意外とおいしかったよ♪良かったら食べてね〜。
悠香より。』



悠香がぼんち揚をぼりぼりやりながらメモを書いているところが容易に想像出来てしまい、俺は一人クスッと笑みを零した。


迅「さて……よいしょっと」


俺はメモとぼんち揚(塩ダレ味)を一旦テーブルに置き、代わりに悠香を持ち上げた。


迅「冬の日にこんなとこで寝てたら風邪ひくぞ〜……、まぁ、そういううっかりさんなところも悠香らしいけど…w」



そしてそのまま悠香の部屋に運び、ベッドに寝かせる。




迅「……お休み」



俺は電気をそっと消し、悠香の部屋を後にした。





そのあとぼんち揚をおいしく頂き、明日に備え、俺も自室で眠りについた。


〜*〜


♪作者の部屋♪

因みにぼんち揚の塩ダレ味はホントにあります。ノーマルタイプよりあっさりしてて美味しいですよ！

.

7話*→←5話*

ラッキーアイテム

ワールドトリガー2巻

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す