7話 ページ8
sm｢…俺は部屋に来いって言ったけど、こいつらまで呼ぶなんて言ってないぞ」
br｢ま〜いいじゃん。僕達もスマイルの力になりたいからさ」
kn｢そうだぞ、一人で抱え込むよりもみんなに話した方が楽になるからな」
sm｢…わかったよ。ただ約束してくれ。絶対ここの6人だけの話にしてくれ。他にばらすなよ？」
kr｢分かってるよ」
shk｢わかったから早く話せよ」
sm｢…単刀直入に言うと、俺はAのことが好きだ」
｢うん」
sm｢…もっと驚かないのか？」
kr｢知ってたよ」
br｢スマイルわかりやすいもん」
sm｢はぁ？お前ら知ってて…」
na｢早く話して」
sm｢そして…Aも俺のことが好きらしい」//
shk｢で？」
sm｢…それが旦那様にバレてて…」
kn｢でも、旦那様って主従関係はっきりしてるから、そんなことがバレたってことは…」
sm｢そりゃあ呼び出されて嫌がらせされるよね」
kr｢もしかして朝濡れてたのも…」
sm｢その後渉様が来ている時にずっと旦那様と話してたんだけど、最悪なことが起こったんだよね」
na｢何が起こったの？」
sm｢俺の昔は長くなるからざっくり言うと、俺には妹がいたんだ。親は昔事故でいなくなって、2人で施設で暮らしてたんだ。俺が6歳で妹が3歳の時に妹を引き取りたいっていう夫婦がいて、でも俺はいらないらしく妹だけ連れてかれた。そしてその後かな。ここに来たのは。」
「実は、旦那様が妹の居場所がわかった。隣街に暮らしている。でもなかなか苦しい状況にいるらしいぞ？って言われて、そしたら…」
「妹を救ってやろう。でもその代わりお前をクビにして今後Aと合わないようにする。金は沢山出すから、妹と二人で暮らせ。何年も会っていない苦しんでる妹かそれを見捨ててここに残るか選べ」
「って言われたんだよね…」
na｢酷すぎる…てか勝手すぎね？スマイルのことをなんだと思って…」
br｢スマイルはなんて答えたの？」
sm｢妹も救いたいけど、Aと会えなくなるのは…自分勝手だよな…俺…」
kn｢そんなことないんじゃない？」
kr｢だってスマイルはどっちも大事にしたいんだろ？いいじゃん別に」
sm｢でもやっぱり…俺は妹を救った方がいいのか…Aのことすきなのは俺の勝手だもんな…」
na｢スマイル、自分勝手とかどうでもいいよ。スマイルはどうしたいの？」
sm｢妹も助けたい。でもAのことも諦めたくない」
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作者名：葉月陽葵 | 作成日時：2021年9月23日 0時
