【wrwrd】眠り姫は聞きたい【学パロ】 (ページ3)

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分かり合えるのは100年後ページ3

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rb「おはようございます。新入生の皆さんは学校生活には慣れましたか？さて今日から読書週間です。沢山読めるように頑張りましょう。僕のおすすめは谷崎潤一郎の刺青･秘密です。ぜひ読んでみてくださいね！それでは本日の放送は放送委員会、副委員長天乃がお送り致しました」

sha「刺青･秘密がおすすめって…ほんま変態やな。お前〜」

マイクを切るなりにシャオロンがそう言った。こいつは放送委員ではないが放送室を勝手に仮眠所にしているとんでもないやつだ。野球部の朝練後、教室で寝るより静かでええなんてのたまっている。
…最近では俺が当番じゃない時も入り浸っているらしく委員長が苦笑いしていた。

rb「なんでや、いい話やろ。それに1年時、長文読解でやったから2,3年は懐かしくなるし、1年はこれからやるやつやって興味持てるやろ？」

sha「それにしてももっとマイルドなやつ紹介せぇよ。朝から濃すぎ」

rb「でも、最近の子は夢十夜聴きながら寝るらしいで？」

sha「どこ情報や。嘘乙！」

rb「いやいや本当に！昨日そういうやつに会ったんやって！」

sha「何その変なやつ…友達なん？笑」

rb「友達…ではない。ショッピの友達…？知り合い？みたいな…？」

sha「そんな得体の知れないやつ1人で、最近の子とかひとくくりにしないでもらえます〜？」

rb「うっっざぁ」

sha「つうかさぁ？ショッピにそんなおもろそうな知り合い？がおるなんてあいつから聞いとらんぞ。俺にも紹介しろや」

rb「それはショッピ君に言ってくれ。…なんでもショッピ君曰く【姫】らしいで？」

sha「はぁ？…ショッピ君って何組やったけ？」

rb「？1組やなぁ」

sha「お前、その姫っていうのさ姫は姫でも【眠り姫】やないよな？」

rb「そのまさかやけど…」

sha「っはぁああ〜！！次の被害者はお前か〜笑！！」

rb「なんや物騒なこと言っとらんで知ってること教えろよ！」

sha「ショッピの知り合いなんやろ？あいつから教えてもらえよ。いや〜まぁ、妥当やな。納得やわ！」

rb「え、気ぃ悪いねんけど」

sha「結構有名なのに本当に知らないんやな…まあ俺も話聞いただけなんやけど、1つアドバイスするなら…」

rb「…するなら？」

sha「かっこよう言ったら…眠り姫はいばら姫とも同一視されるやろ？つまりは綺麗な姫には茨があるってこと」

rb「…それで？」

sha「…惚れたら怪我するで」

rb「…何を言うかと思えば！昨日会ったばっかりのやつに惚れるか！！あほ！！」