決まり事 ページ40
それから私は迅さんと付き合い始めた。
二人で決めたことが二つ。それが束縛しない事と、暴力を振るわない事。
これだけ守ってお互いの事を信じるって決めた。
あ「ん〜お腹減った」
出「じゃあ飯食いに行こうぜ」
あ「いいけどー今日お金無いんだよね」
出「飯ぐらいおごってやるよ」
あ「本当？！じゃあ行く！」
出「変わり身はえぇな…」
なんてぼやきながらも一緒に食堂へ。
すると目の前から迅さんがやってきた。
あ「迅さんっ！！」
迅「お、A〜こんな所でどうしたの？」
あ「出水にご飯奢って貰うんです！！」
迅「そっかそっか〜」
出「迅さん…」
迅「まあ俺の彼女だしAの分は俺が払うよ。丁度太刀川さんが来るから席の確保しといて」
あ「はーい」
私はウキウキしながら席を取った。
ご飯を運んできた迅さんは私の隣ではなく向かい側に座った。
そんな様子を不思議そうに見ながら出水は私の隣に腰掛けた。
しばらくすると太刀川さんがやってきて空いている迅さんの隣に座った。
太「あー…レポート終わらねぇ…」
出「またですか…」
あ「いつものことだし放置放置〜じゃ、いただきまーす！」
出「つーか迅さん。隣に座らなくて良いんですか？」
迅「うん。だって正面から見た方が顔見えるじゃん？」
あ「っ///」
迅「あ、すぐ顔赤くなるね〜」
あ「も、もう///止めて下さい…///」
出(いつものAじゃねぇっ！！)
あ「んーあ、そう言えば迅さん！明日付き合って２ヶ月ですよ！」
迅「お、そうだな〜もうそんなになるのか」
あ「何かしましょ！」
迅「ん〜何しようか。１ヶ月記念日の時はキスだったからな〜」
あ「確かに」
出「え？１ヶ月記念日はキス？でも付き合うときもキスしてなかったか？」
あ「あれ以降してなかったよ？記念日以降は毎日してるけど」
太「お前らの馴れ初めなんて聞きたくないからやめろ…」
出「太刀川さんｗまだ諦めてないんですかｗ」
太「当たり前だろ…はぁ…」
迅「じゃあ…やっちゃうとか？」
あ「は？！///」
迅「だってまだしてないでしょ？俺たち」
あ「いや、そうですけど…でも///」
出「迅さんあんまそう言う話こんな所でしないで下さいよー」
迅「あ、ごめんごめん。じゃあ移動しよう」
出「いや、寧ろ太刀川さんと俺邪魔なんで帰るんで二人で話して下さい」
迅「そうする〜ありがとな」
私を急に抱きかかえて迅さんは空いてる部屋に入った。
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作者名：あかね色 | 作者ホームページ：http://pixiv.cc/kamuidaisuki/
作成日時：2015年10月3日 11時
