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朝とお昼の間くらいの時間にふと目が覚めた。熱はまだ下がっていない気がする。まぁ何も食べずただ寝ていただけだったから下がらないのも当然か。
そう思っていると、
「あ、目覚めた？シェゾがお粥作ってくれたんだけど食べられそう？」
と目の前にレムレスが。
「少しだけなら。……あんまり食欲なくて。ごめんね」
「謝ることじゃないだろう。全部食べらなければ残してもいいからな」
そう言ってシェゾもお盆を持ってやってきた。
出来たてなのか、お粥からは湯気がたっていた。
「ありがとう。いただきます。」
シェゾが作った溶き卵とネギだけが入ったシンプルなお粥。少しでも栄養を、と考えてくれたのだろう。
優しい味がして、残してしまったら申し訳ない、なんて思う必要もなく完食することができた。レムレスが作っていたら甘ったるいお粥になっていたことを考えるとここまで食べられなかっただろう。
食べ終えて匙を置くと、レムレスが水と薬を差し出した。
「はい、薬。飲んだら安静にしててね」
「うん、ありがとう。」
受け取った水を口に含んで薬を飲む。
そして程なくして薬の副作用だろうか、眠気が襲ってきた。
本日2度目の意識を手放した。
次に目が覚めたのは夜だった。薬が効いたのかなんとなくさっきよりも体が軽い。
具合が良くなったことを報告しようと体を起こすと、レムレスが昼間と同じ位置にいた。違ったのは昼間は起きていたが今は寝ているということ。
＿＿そっか、ずっとそばにいてくれてたんだ。
私のためだけにこうしてくれることが嬉しい。そう思っているとシェゾがやってきた。
「……A？起きたのか。調子はどうだ」
「うん、朝よりもずっといいよ。」
「そうか。……ちょっと触るぞ」
そう言ってシェゾは私のおでこに手を当てる。
朝のレムレスの時とは違って心臓が騒ぎ立てない。やっぱりレムレスのことを異性として好きなんだと実感する。
「平熱付近まで下がったみたいだな。今は微熱といったところか」
「やっぱり？よかった。それよりもレムレスがここで寝ちゃってて……。」
「彗星の魔導師……」
溜息をつきながら、シェゾはレムレスを抱える。
「たぶん薬が切れたらまた熱が上がるだろう。今日1晩は安静にした方がいい。」
「うん、わかった」
そしてレムレスを担いだシェゾが向こうへ行った。
次の日には熱もだるさも取れてすっかり元気になった。
約束の日まで、あと6ヶ月。
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Napia(プロフ) - …なんか大変そうだあ夢主… (2022年8月18日 17時) (
レス) @page15 id: e1e9c8e78d (このIDを非表示/違反報告)
光璃(プロフ) - ねむねむにゃんこ太郎さん» コメントありがとうございます！天才は天才でも天災ですよ() (2022年8月1日 22時) (レス) id: 60b5f7069d (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむにゃんこ太郎 - 天才！！はい天才！ぷよぷよの小説書いてる人探してましたありがとうもう最高！！！！結婚して (2022年8月1日 15時) (レス) id: 8a27fed9d5 (このIDを非表示/違反報告)
Napia(プロフ) - お前…っっ、生き別れの兄妹なのかっ…!? 思わず笑ってしまった(笑)(((時々コメントしますがレスめんどくさかったらしなくていいです。))) (2022年7月25日 15時) (レス) @page10 id: e1e9c8e78d (このIDを非表示/違反報告)
光璃(プロフ) - Napiaさん» コメント・評価ありがとうございます！レムシェいいですよねｯｯ 亀更新ですが頑張ります!! (2022年7月20日 17時) (レス) id: 42e9661842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光璃 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ninnjinnpo1/
作成日時：2022年7月7日 10時
