Snow Moon (ページ48)

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憧れページ48

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小さい頃の夢はシンデレラになりたいだった。

どんなに蔑まれ虐められてもなお、優しさを忘れなかったシンデレラ。

魔女と出逢い美しいドレスに身を包み舞踏会で運命の人と出逢うも魔女との約束を守る為に普段の生活に戻る事を決めた彼女。

彼女の支えとなったガラスの靴。

彼女の運命を変えたガラスの靴。

「シンデレラが靴を落としたのがわざとだったら？それでも好きでいる？」

昔、ある友人にそう聞かれた。

考えてはみたけれど、きっと私は彼女がわざと靴を落としたとしても好きだと思う。

だって、シンデレラを探す事を決めたのは王子様だから。

一か八かの賭けに出たとしても勝てる保証なんかある訳ない。

そんな中で賭けに出たのだとしたらそれはきっとすごい勝負師。

流石に大人になった今、シンデレラになりたいなんて事は思わないけれど。

でも、ガラスの靴にはやっぱり憧れてしまう。

雑誌の理想のプロポーズでガラスの靴が欲しいと答えるくらいには憧れているし、夢の国では必ずシンデレラ城を見に行くくらいには憧れている。

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