各々の見解 ページ26
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「はぁっ！？今日八神をマネージャーに勧誘しに行った！？」
部活後、片付けを終えた1年生達が部室で着替えをしている時、丸井が発した言葉に注目が集まる。周りの目を気にせず幸村は笑顔でそれに答える。
「うん。思い立ったら行動に移そうと思ってね」
「なんじゃ、勧誘なら俺も行きたかったのぅ」
「なんだ仁王？策でもあったのか？」
「いや、面白そうじゃから」
「遊びではないんですよ仁王君？にしても、何故彼女を？」
幸村と真田の行動の事情を知っている者と知らない者とで反応は様々だ。柳は先日の先輩との会話の事もあり知っていて当然、あの時の会話を盗み聞きしていた幸村、丸井、仁王も知っている、幸村に同行した真田も知っている、その他のメンバーはどちらかはわからない。だが、誰よりも驚いていたのは盗み聞きだったとはいえ話を知っていた丸井だった。話を知らなかった柳生の問い掛けに柳が答える。
「皆も知っていると思うが、今までのマネージャー事情があまりにも深刻と判断し、こちらからマネージャーにふさわしい人材探した。俺達を平等に扱い、練習に支障を出さない人物…欲を言えば俺達を知る人物でな」
「なるほど…確かにその探し方ですと八神さんは適任かもしれないですね」
「けど、今日来てないって事は良い返事じゃなかったって事だろ？」
固まる丸井の目の前で手をヒラヒラさせながらジャッカルが話に入ってきた。彼も知らない側の人間であり、突然出てきた彼女の名前に驚いていた。
「完全に断られたわけではない。考える時間を与え、後日返事を貰うようになっている」
「正直、今回は難しいと思ってるよ」
「はぁ？今回はってどういう事だよ？」
丸井が復活し、手を振っていたジャッカルは安堵の表情を浮かべた。今回という事は次回があるという事だ。
「言葉のとおりだよ。彼女が頷くまで何度でもアタックするつもりだ」
「それは返って迷惑に捉えられてしまうのでは？」
「元より平穏に過ごしたいだけと豪語している彼女の日々にここまで入り込んだんだ。随分前から迷惑だとは思っていただろう。こちらもそれを承知の上で頼んでいる」
「それはそうですが…」
「なんじゃ、柳生はあいつがマネージャーになるのは反対か？」
「いえ、寧ろ賛成ではあるのですが…本人が頷かない理由がわからない限り、それを解決しなければ状況は多少違えど今までと同じになってしまう気がしまして…」
(大事な事は何か)
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かるぴん(プロフ) - とっても面白くて一気に読みました。続きが気になりすぎて仕方ないです！お時間のあるときに更新してくださると嬉しいです。お体に気をつけてください。 (2021年2月22日 5時) (
レス) id: e2b715c702 (このIDを非表示/違反報告)
otohsun08050054(プロフ) - とっても面白かったです。続きが気になります。更新頑張って下さいね。 (2020年7月28日 10時) (レス) id: 736f999e12 (このIDを非表示/違反報告)
吹雪彩香 - 続きはまだですか？ (2020年2月13日 5時) (レス) id: 9f5e24e49c (このIDを非表示/違反報告)
渡邊(プロフ) - 美空さん» コメントありがとうございます！夢主の事気に入っていただけて嬉しいです(´ｰ｀*)今後も楽しんでいただければ幸いです！ (2018年4月25日 7時) (レス) id: 2443de6131 (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続編おめでとうございます！更新楽しみにしてます！夢主の性格好きです(^-^) (2018年4月24日 22時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡邊 | 作成日時：2018年2月6日 22時
