【MHA】役得� 收ハぁ� ページ13
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今日1日、私はツイてなかった。寝起きは頭痛と身体の怠さに襲われ、中々ベッドから起き上がれずにいたら朝ご飯を食べれず、電車はいつもは避けていた満員電車の時間帯しかなく人に揉まれ体調は悪化、遅刻ギリギリで駆け込みクラスメイトにはからかわれ…午前の授業は座学のみで頭がボーッとして内容は頭に入ってこなかった。本当にツイてない。
そんなこんなでやっと迎えた昼休み。流石に私の様子に気付いた女子達が私の机の周りに集まった。
「……」
「ちょっと、A?人の話聞いてる?」
「……」
「なんかAちゃん、今日ずっと元気ないね」
「元気ないというより、ずっと上の空というか…」
「ボーッとしてるし、顔も赤いわ。熱でもあるのかしら?」
「おーいAー！」
「大丈夫ー?」
みんなの声が遠くで話しているかのように聞こえていたが、透ちゃんと三奈ちゃんが私の顔の前で手をヒラヒラさせてやっと私に向けて話していたのだと気付いた。
「…え、あ、ごめん聞いてなかった。何?」
「具合悪い?保健室行こうか?」
「大丈夫だよ!ちょっと眠いだけだから…次実技だよね!早く食堂行かないと混んじゃう…」
鞄から財布を取り出して席を立とうとすると、急な立ちくらみに襲われ足の力が抜け身体が倒れ始めた。女子だけでなく、男子も私の名前を叫んでいるのが聞こえるが、それすら遠く感じていた。どんどん近付く床が視界に広がり来たる痛みを覚悟していると、いつまで経っても痛みが来ず、代わりに背中が何かに引っ張られるような感覚がした。
「っと…大丈夫かよA?」
「瀬呂ナイスー!」
「危なかったですわ…Aさん大丈夫ですか?」
「た、助かった…」
皆の声を聞く限り、どうやら瀬呂くんのテープが私の転倒を止めてくれたようだ。床が目の前にある状態で停滞してる今の内に床に手をつき、やっと瀬呂くんの方を見る。予想通り私の背中には彼の腕から伸びたテープが貼られていた。
「ありがとう瀬呂くん…危うく床と顔面衝突するところだったよ」
「どういたしまして。こっちも女子が床と顔面衝突するとこ見たくねぇしな」
「うわっ、顔真っ赤じゃん。保健室行った方がいいんじゃねー?」
目の前で上鳴くんがしゃがんで顔を覗き込んできた。そんなに赤いのだろうか?確かに顔は熱いし頭痛は相変わらずだ。見てわかる程悪化してたという事か。それは皆心配するわけだ。
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渡邊(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます！対応させていただきました。 (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 92fda3aa32 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 二次創作ならオリジナルフラグ外して下さいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 3317a5c9f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡邊 | 作成日時：2017年7月5日 17時
