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ガチャ…
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家の鍵の音だけが鳴り響く…
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じと…、とした視線を常に感じる
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それは先生が怒っている証拠
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「無事…、家に帰れました。ありがとうございました…」
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ペコッと一礼をしてから中に入ろうとした
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智「…入れてよ？」
「はぃ///!?」
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先生は勝手にドアノブを持ってそれを捻った
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「ちょっ!!先生っ!!」
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慌てて先生より先に入ろうと思った。その時…
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バンッ!!
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「きゃっ!!」
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いきなり玄関のドアに押し付けられた
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智「ねぇ…ご褒美もらってい？」
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ご、ご褒美って…？
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でも、助けてもらったんだし
料理くらいご馳走しようかな…
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「いい…ですよ？」
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私は料理得意な方だし！
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智「それ…意味分かってんの？」
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「…ぇ・・・？」
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ニヤリ、という効果音が似合いそうな顔をした先生
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智「‥じゃあ、遠慮なく」
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先生が急に顔を近づけてくるから変に慌てちゃって
「私…料理得意ですから！任せてくださいっ//」
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智「…」
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先生が距離が縮めるのをピタッと止めた
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「何がいいですかっ//？
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男の人の好みなんてまったく分からなくて…
せ、先生はっ//シチューでいいですよね//？」
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智「…」
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「シチューでいい‥ですよね！
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それじゃあ先生は…あっちで
待っててくださ…、
…ﾝﾝｯ・・・・///」
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突然、何かで唇を遮られた…
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どうしてこんなに先生の
鼻筋が
眉毛が
まつげが
見えるの…？
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私…キスされてるの////？
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作者名：茎わかめ
| 作成日時：2012年6月30日 20時
