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翔「今日残るの？」
「…うん、数学分かんないから先生に教えてもらうことになってるの」
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翔「…それって大野のこと？」
「へっ？」
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違うよ！
大野先生は体育だよ？
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翔「ま、そうじゃなさそうだからいっか。俺、塾だからまた明日ね」
「う、うん…また明日」
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その後、数学をずっとやってたら時計は8時をまわっていた
「外…暗いなぁ…」
最近は物騒だし大丈夫かな
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「早く帰ろ…」
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街灯がちらほらあるだけの道
「やっぱり怖いな…」
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◇「おぃ、ねーちゃん♪」
「え…」
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やばいよ
変な男の集団に捕まった…
◇「かわいい顔してんねぇ」
◆「おっ!!ほんとだ」
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「…やめてください・・帰ります」
◇「そんなこと言わんで、こっち来いよ」
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無理やり腕を掴まれどこかへ連行される
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いやだっ…、
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助けて・・・・
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助けてよ…
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「助けてっ…、！」
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じわじわ視界が歪んでいく....
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その中に…
コンビニの袋を持った先生の姿が見えた
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「せ、んせっ…！」
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私は必死に叫んだ…
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作者名：茎わかめ
| 作成日時：2012年6月30日 20時
