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どうしてこんなに胸が痛いんだろ…
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別に美紅だけ可愛いなんて言われて悲しいんじゃない…
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でも胸は正直とズキズキと音を立てる
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智「Aちゃん、ちょっとこっちおいで」
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私のことを見透かしたような顔して
おいでおいで、と手招きをする
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「いや、です…」
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本当は行きたいはずなのに
口先は先生を拒む。
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そんな私を見て、
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智「お前、昼休み美術室来い」
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そう言い放った後
全員の出席確認が終わってないのに
「…以上。」って言って職員室へ行ってしまった
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「私…、二宮先生に呼ばれてるんだけど……」
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しかもお前呼ばわり。
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でも、ここはやっぱり
二宮先生の方を優先するべきだよね…？
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「ね、Aちゃん？何考えてんの？」
「…へっ!?」
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私の机にヒョイッと乗って
上から見下ろして片方だけ口角を上げて言ったのは…
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「…櫻井くん・・」
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櫻井くんはクラスの人気者で…
ん−ん、違う
学校の人気者だ。
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そんな人とは接点がないから
今、話しかけられたらことにびっくりしてる
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翔「…ん？俺の顔なんか付いてる？」
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ラッキーアイテム
革ベルト
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作者名：茎わかめ
| 作成日時：2012年6月30日 20時
