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大野先生がこっちに近づいてくる足音がする
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それがなんだかイライラしてるように聞こえた
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でも二宮先生は
まだ顔が真っ赤な私を見て笑った
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和「…かわい・・」
大野先生には聞こえない程度の小さい声だった
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「////」
そのせいで、さらに火照る顔
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すると
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シャッ
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カーテンが乱暴に開けられ先生と目が合う…
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智「…」
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やばい…
今の状況って…
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二宮先生が私に跨がって顎に手を添えてる…
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こんな状況で目が合ってしまった
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一方、二宮先生は私の顔を穴が開くくらいにずっと見てる…//
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和「今日はここまでね？」
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え…？
今日、は…？
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その後、耳打ちで
「次はもっと感じるとこ教えてあげるね…」と言って私から離れた
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「に、二宮せんせっ//！」
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ようやく解放されたけど力が抜けて上手く起き上がれない
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和「あれ(笑)Aちゃん大丈夫？」
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スッと差し出された手を掴もうとしたら
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智「…自分で起き上がれるだろ」
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この状況をずっと見ていた先生が鷹の目みたいに鋭い視線をぶつけてきた
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「…」
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それでも起き上がれなくて二宮先生の手を掴んだ…
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作者名：茎わかめ
| 作成日時：2012年6月30日 20時
