優しさを感じて ページ27
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リクエスト
you
私も翔太もお休みの日の朝。
隣で気持ちよさそうに寝息を立てる翔太の腕から抜け出して
リビングにゆっくり歩いてきた。
寝起きだからか、なんかふわふわして、
地面に足がついてるんだけどついてないみたいなそんな感じ。
だから目が覚めるようにって翔太と自分のコーヒー淹れて、
朝ごはんにハムとチーズのホットサンド作ろうと思って。
冷蔵庫とか、棚からハムとかコーヒーの粉とか出して準備。
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「 っ、、わ、、 」
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コーヒーの粉もセットして、お皿の準備。
翔太とこうやってどっちかのお家で過ごす時間が増えてから
ディズニーでデートしたときに買ったお揃いのマグカップ。
今日はその気分だったからそれを出そうとしたら、
急に体に入ってた力が全部抜けて、がくんと膝から崩れ落ちた。
それと同時にがしゃん、とガラスが粉々に割れる音と光景。
それがあの日、あの人に腕を引っ張られて
手に持ってたビニール袋が下に落ちるのと重なって。
急に苦しくなって、消えてなくなりたくなった。
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「 っ、、ひぁ、、、んぁっ、、はぁっ、はぁっ、、 」
翔太も私もお気に入りでずっと大事にしてたマグカップだから
粉々に割れてるのを見たら
余計に苦しくて、どうしたらいいかわかんなくて。
「 っ、、んんっ、、、はぁっ、、や、、ぁ、、、 」
散らばった破片を片付けるでも拾うでもなく、
ただただぎゅっと握りしめるだけ。
怪我しちゃう、とか傷つくとか、痛いって感情とか、
なんにも感じなくて、息苦しいだけだった。
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破片を握りしめて、ぺたんと座り込んで苦しさに耐えてると
コーヒーができあがったのを知らせる音が鳴った。
それも今の私にはマイナスの刺激にしかならなくて
さらにパニックを悪化させる一方だった。
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「 っ、、、いやぁ、、！！！ はぁっ、、ごめっ、なさ、 」
「 っ、、しょ、たっ、、、はぁっ、、は、、ぁ、、 」
「 っ、、、ふ、、んぁ、、、ゃ、、はぁ、っぁ、、はぁ、 」
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連続的になり続ける音が怖くて仕方なくて、
その音の鳴る方をぺしん、と叩いたらまたがしゃんって倒れる。
どうしても大きな音と連続的な音が私を襲うのが怖くて、
目をぎゅっとつぶって、手を握り締めた。
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ちなみ(プロフ) - パスワード公開は、いつ解除予定でしょうか？ (2022年8月6日 5時) (
レス) id: c09dd8ab47 (このIDを非表示/違反報告)
natsu - 初めましてm(*_ _)m今回この作品を見つけて昨日と今日で1から一気読みしてきました。しょっぴーの溺愛具合とか、ボロボロ泣きながらもここまで来ました(*^^*)これからも頑張ってください！！ (2022年8月2日 21時) (レス) id: 535e737665 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - 番外編も読みたいです🥺 (2022年7月23日 22時) (レス) @page31 id: fc26d0d9ad (このIDを非表示/違反報告)
はる。(プロフ) - aさん» いつもコメントありがとうございます！🥰今後とも恋人以上、恋人未満をよろしくお願いします！ (2022年6月16日 13時) (レス) id: 8226301fe1 (このIDを非表示/違反報告)
はる。(プロフ) - あざといさん» コメント何度もありがとうございます！☺️💙これからもマイペース更新ではありますがよろしくお願いします！ (2022年6月16日 13時) (レス) id: 8226301fe1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる。
| 作成日時：2022年3月7日 16時
