・ ページ8
・
翔太にベッドの上に座らせられて、
手の甲をとんとんってしてもらうと
どくどくしてた心臓がゆっくり落ち着きを取り戻していく。
大丈夫？って心配そうな顔をした翔太に
顔を覗き込まれて頷くと優しく頭を撫でられた。
翔太の腰に後ろから抱きつきながらみんなのところに戻ると
インターホンがまた鳴って体がびくびくする。
翔太に抱きつく力を強めれば翔太の手を私の手に重ねて
とんとん、って落ち着くようにしてくれた。
・
『 このマンションの上の階で男性が倒れてるのが発見されまして
断定はできないんですけど、他殺の疑いもありまして 』
「 っひ、 」
渡辺「 A、大丈夫だから息吸って 」
『 犯人はベランダを飛び降りて外に出たようなので
ちょっとベランダを確認させていただいても？ 』
「 っ、いやっ、はぁっ、 」
渡辺「 A、お前こっち、過呼吸なってる、一旦座ろ 」
『 あの、大丈夫ですか？ 』
宮舘「 大丈夫です、いつもの発作なんで気にしないでください 」
渡辺「 え、涼太…A、発作とかなにも、 」
宮舘「 いいから翔太はA、安心させてあげて？ 」
渡辺「 ………わかった、 」
「 っ、はぁっ、はぁ、んぁっ、っくるし、 」
渡辺「 ベッド…は無理か、ここに体預けて座れる？
そう、ゆっくりな、そんで息吐いて、大丈夫だよ 」
・
クローゼットによっかかってずるずるしゃがみこんで
翔太に背中をさすってもらうけど苦しくて。
だって、警察が急に1人でお家来るのもおかしいし、
なにより殺人事件って、そんな騒ぎなかったのに、怖すぎるよ、
大丈夫？って心配してくれる翔太に力なく首を横に振るしかなくて
苦しくて息ができなくて涙も止まらなかった。
・
渡辺「 なに？ 」
宮舘「 警察官の人、怪しいよな？ 似てるんだよ、さっきの人と 」
「 っ、んぁっ、はぁっ、、ひゅっ、、はぁっ、 」
ラウール「 えっ、 」
・
涼太の一言でみんながさらに混乱する、もちろん私も。
守るようにしゃがみ込んでる私の前にふっかとか涼太が
立ってくれてるけど怖いのに変わりはなくて。
・
「 っこわい、 」
渡辺「 大丈夫、大丈夫だから、A 」
「 っ、しょっ、、たぁっ、はぁっ、ふわふわっ、するっ、 」
渡辺「 意識飛びそう？ やべぇな、 」
・
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3147人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
きんぎょ(プロフ) - 初めまして！いつも作品を楽しく読ませていただいています！よかったらスノシェアのお話を書いてほしいです！特に胸キュンセリフの渡辺に対する反応を書いてほしいです！これからも更新頑張ってください！ (2022年3月6日 13時) (
レス) id: eff3b6057a (このIDを非表示/違反報告)
はる。(プロフ) - あゆみさん» はじめまして！読んでいただきありがとうございます🥰しばらくの間、ほぼ毎日更新させてもらいますので今後ともよろしくお願いします😌 (2022年3月4日 23時) (レス) id: 8226301fe1 (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ - 初め増して楽しく見てます (2022年3月4日 21時) (レス) id: 48c35c5c03 (このIDを非表示/違反報告)
はる。(プロフ) - aさん» 読んでくださってありがとうございます！✨結構長い間ほぼ毎日占ツク更新しますのでよろしくお願いします！🥰 (2022年3月2日 21時) (レス) id: 8226301fe1 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - 連日の更新嬉しすぎます😍😍 (2022年3月1日 22時) (レス) @page39 id: fc26d0d9ad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はる。
| 作成日時：2022年2月14日 8時
