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na「なんで...なんでこんな...」
俺は成り行きを知ってるからある程度冷静でいられるが
確かに、Nakamuの立場からしてみればAは血まみれの重症に見えているのか。
いや、重症には変わりないが、少なくとも顔にこびりついた血は彼女の物ではなく
紛れもなく俺の物だった。
sm「Nakamu」
na「し...刺客にやられたんだよな！？そいつは捕まえたのか！！」
sm「Nakamu！！」
声を張り上げればNakamuは大きく肩を揺らす。
ハッとしたように俺の顔を見上げたNakamuは数歩後ろによろめきながら「ごめん」と零した。
sm「どけ。こいつの手当てをする。」
未だ青白い顔をするNakamuは俯いたまま道を開ける。
書類を踏まないように気を配りながら足早にその場を後にした。
後ろから足音も声も付いては来なかった。
しかし、白い扉の前にたどり着いた時に無理やりにでも連れ来ればよかったと後悔した。
...扉が開けられない。
正直言えば自分の傷も相当痛い。Aを探すのに必死だった過去もあったが、こうして見つかって冷静さを取り戻した頭は自分の異常さを警告することに力を使うようになった。
気を抜けば膝から崩れ落ちそうになるのを何とか堪えてる。
クッソ、Nakamu。なんでついて来きてねぇんだよ...
が、そんな悩みも後悔も一瞬で
右足を上げて思い切り蹴りつける。
ガン、と鈍い音を立てた扉の先ではざわざわと人の声が聞こえ
何事かと顔を覗かせた人間は俺の顔を見るなり医務室に駆け込んでいった。
「す、スマイル様！ご容態は！！」
次に飛び出てきたのは俺の腹を縫った医者だった。
その顔には心配と安堵が入り混じっていたが、その問いに答えることはせずに俺は抱えていたAをずいっと差し出した。
「こ、この子は...」
sm「刺客の囮になったメイドだ。意識がまだある。今すぐ処置をしろ。」
一瞬驚いた顔をした医者だったが、流石と言うべきか目の前の人物が患者だと認識をした途端に顔つきが変わった。ストレッチャーを持って来させ手術の手配を進める。
連携の取れた動きによってAは処置を受ける運びとなった。
「スマイル様も別室で処置を行います。こちらへ。」
そう言って医師は手術室へと向かう。
引継ぎを受けた看護師に導かれるまま俺は別の部屋へと足を向けた。
視線の先には白い扉。数秒その扉を眺めて口を結んだ。
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そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 1から読んだら色々ボロが出てくるから読まなくて大丈夫です！笑笑ほんとに全ての内容を忘れたあたりで読み返すことをおすすめします！ (2022年7月8日 10時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 続編読みました！いいですね、良いですね！少し時間がなく一から読み直されないのが悔やまれますが、いつか読み直したいと思ってます！ (2022年7月6日 13時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読み過ぎですｗｗｗｗ何回読んでも変わらないですからｗ続編楽しみにしててくださいｗ (2022年7月2日 13時) (レス) id: 212d629fae (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 50ページの最後が凄く気になりすぎてとりあえず200話だけ2回読みました。ありがとうございます。もう一度1から読んできます！！ (2022年7月2日 12時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読んでいただいてありがとうございます！そしてお疲れ様です！これからも更新頑張りますのでまた見に来てください！！ (2022年6月24日 8時) (レス) @page45 id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年4月29日 23時
