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shk「........」
一人掛けのソファに腰掛けるシャークん様と目は合わない。
目が合ったのは窓をノックした時と、椅子を差し出されたときこの2回。
向かい合って座るのは彼の心情を汲み取ってやめておいた。視線の逃げ道を作るように彼の真正面から15度ほど右の椅子の脚を奥にずらして座る。そうしている間もシャークん様は覗き見るように視線を上げては彷徨うように壁や手元などへ移している。余程気まずいと言うのは手に取るように分かった。
『お加減はいかがですか？』
大きく肩が揺れて戸惑いがちに私に目を向けたシャークん様。
微笑みを浮かべたまま彼の返答を待った。
shk「俺は別に、普通。なんだよ、嫌味か？」
『いいえ。薬の後遺症でしたり禁断症状などはなかったかどうかの確認でした。』
事実を伝えれば、常盤色の瞳は少しだけ開かれてすぐに元に戻る。
shk「....ｯﾌ、だよな。お前はそういう奴だもんな」
吐き捨てるように小さく呟く。
床へ落とされた眼差しは夜だからかいつもよりも暗く見えた。
shk「で、わざわざ俺の健康状態を確認しに来たわけじゃねえんだろ？さっさと本題に入ろうぜ」
『…かしこまりました。では、お言葉に甘えまして半月前の夜のことについてお話をしに今日は伺いました。』
少し、シャークん様の顔が強張った。
私は息を吸って小さく吐く。深い闇のような黒い髪から覗く双眸を見据えながら言葉を置くようにひとつずつ頭の中で反芻した。
『私は意見を曲げる気はございません。ですので、シャークん様も私の意見を受け入れたり、正そうとするのはご遠慮ください。』
shk「......具体的にはどの部分の話だ」
低く絞るように出された声に気まずいなんて感情は乗ってない。
彼の問いに対し、はいと返事をした上で私はさらに言葉を繋げた。
『基本的には全てです。価値観に対する言及が多かったことを記憶しています。
私の命に対すること、貴方様との関係性、私という存在について。
私と貴方様は明らかに違いすぎる。生まれも、生活も、人生も何もかもです。何を正面とは言い切れませんが正反対と言っても過言ではない。
あの日、私の言ったこと何一つ理解できていないのではありませんか？』
図星だ、そう顔に書いてある。
嘘を吐けない性格なのか、そんな余裕すらないのか。
心の底を覗くようにじっと見つめれば程なくしてシャークん様は首を縦に振った。
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そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 1から読んだら色々ボロが出てくるから読まなくて大丈夫です！笑笑ほんとに全ての内容を忘れたあたりで読み返すことをおすすめします！ (2022年7月8日 10時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 続編読みました！いいですね、良いですね！少し時間がなく一から読み直されないのが悔やまれますが、いつか読み直したいと思ってます！ (2022年7月6日 13時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読み過ぎですｗｗｗｗ何回読んでも変わらないですからｗ続編楽しみにしててくださいｗ (2022年7月2日 13時) (レス) id: 212d629fae (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 50ページの最後が凄く気になりすぎてとりあえず200話だけ2回読みました。ありがとうございます。もう一度1から読んできます！！ (2022年7月2日 12時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読んでいただいてありがとうございます！そしてお疲れ様です！これからも更新頑張りますのでまた見に来てください！！ (2022年6月24日 8時) (レス) @page45 id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年4月29日 23時
