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you side
瞼が持ち上がって目が光を取り込む。
白くぼやけた視界が瞬きを繰り返すごとに透き通っていく。揺れる白いカーテンと栗色の髪。
na「おはよう」
優しい声色に包まれた挨拶。風によって舞い上がり顔についた髪をNakamu様は優しく指で掬う。
na「俺のことわかる？」
『生憎ですが頭には異常がありませんのでしっかりと』
起き抜けで初めて喋ったから声が掠れていた。
そんな私に彼はまた一つ笑みを浮かべてベッドサイドからグラスを取って水を注ぐ。
起きれる？と聞かれたので頷いて身じろぎをすればNakamu様は慌てた態度で私が起き上がりやすいように背中に手を回し起こしてくれる。そして私に水の入ったグラスを渡すと医者を呼んでくると言って病室を出ていった。
お医者様の診察を終え、今後の大まかなスケジュールも聞かされた。
シャークん様が言っていた通り私が目覚めるまで1ヵ月が経過していたらしく後遺症などが心配されていたそうだ。傷の治りは早かったものの意識だけが戻らなかった。そう淡々と告げられた。
リハビリも含めてしばらく療養を言い渡され、お医者様はお大事にという言葉を言いNakamu様へ一礼をして病室を出ていった。
na「とりあえず後遺症とかはなくてよかった。」
『私は大丈夫です。それよりも、スマイル様のお怪我は？』
Nakamu様は少し瞳を大きくして、眉を下げて口の端を上げながら息を吐く。
どことなく何かを諦めたような、納得したような顔だった。
na「スマイルは無事。数針縫ったけど今はもう普通に仕事してるよ。
自分の方が........あー、ううん。とりあえず今はゆっくり休みな？何か欲しいものとか」
『普通に接して頂けるんですね』
na「ん？」
仕草も視線も不自然なところが何一つない。
きっと全て知っているはずなのに、何も知らないように振る舞う。
それが気遣いであることはすぐに分かった。
『シャークん様から聞いておりませんか？』
そう問いかければNakamu様は腰かけていた椅子から立ち上がり
ベッドサイドへゆっくりと座った。
na「うん、聞いた」
『怒らないのですか？もしくは問いたださないのですか？』
足の上で組んだ手を見つめ言葉を発さない彼は、しばらく考えた後にポツリと呟く。
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そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 1から読んだら色々ボロが出てくるから読まなくて大丈夫です！笑笑ほんとに全ての内容を忘れたあたりで読み返すことをおすすめします！ (2022年7月8日 10時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 続編読みました！いいですね、良いですね！少し時間がなく一から読み直されないのが悔やまれますが、いつか読み直したいと思ってます！ (2022年7月6日 13時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読み過ぎですｗｗｗｗ何回読んでも変わらないですからｗ続編楽しみにしててくださいｗ (2022年7月2日 13時) (レス) id: 212d629fae (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 50ページの最後が凄く気になりすぎてとりあえず200話だけ2回読みました。ありがとうございます。もう一度1から読んできます！！ (2022年7月2日 12時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読んでいただいてありがとうございます！そしてお疲れ様です！これからも更新頑張りますのでまた見に来てください！！ (2022年6月24日 8時) (レス) @page45 id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年4月29日 23時
