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深緑色のパーカー1枚になったシャークん様を見て、次に自分の肩にかかるものに触れる。
ツルっとした肌触りのソレにはまだ温もりがあって、シャークん様がかけてくれたんだと理解した。
本来であればメイドなんかがこんな扱い受けていいわけがない。
形式上といえどこの方は主人だ。それなのに労わってもらう、主人が薄着になるなんてあってはいけない。
申し訳ない気持ちの方が強くなって返すために肩から降ろそうと身じろぐ。
そんな私の手に彼の黒い手袋に覆われた手が重ねられた。
shk「そんな薄着じゃ寒いだろ？」
そう言われて私はネグリジェのままうろついていたことを思い出した。
確かに夜風が隙間から入り込んで足やら腕に鳥肌が立つ。
なんとなく圧のあるシャークん様の目にも負けて大人しくお借りすることにした。
shk「俺さ、お前のことちょっと勘違いしてたみたいだわ」
なんの脈絡もなくシャークん様は呟いた。
まぁ、失望されたんでしょ。おそらく。あんな大きい口叩いといて自分はすぐ流されるんだもんな。
下唇をきゅっと噛んで俯く。
shk「てか.....ちょっと安心した」
『.....え？』
驚いて顔を上げる。
シャークん様は少し微笑んで私を見ていた。
shk「なんつーか、Aってさ俺にとっては救世主？みたいな？
ずっと苦しんでた俺を助けてくれて自由を与えてくれたすげー奴、的な存在だったんだよね。
俺よりずっと国のこと見えてるし、身体能力とか捜査とかスキルが凄くてなんでも出来るって感じに捉えてた。こいつが見方で安心だって思ってた。
でもさ、それと同時に俺のできることって何だろうっても考えてたわけ。
カモフラのため日中は部屋から出れねえし、だから大した情報も集められなければ守ることも出来ない。このまま何もできないで終わんのかなって...」
彼の視線は足元へ落とされる。
白い横顔はあまり陽を浴びていないからか少し青白くも見えた。
shk「このままジッとしてても嫌だったし、なんかあった時のために体力だけでも戻しておこうと思って最近夜にバレないように動いてたわけ。
そしたらさっきNakamuに連れて行かれてるの見て、後追ってそれで危なそうだったから乱入した。
んで、さっきのあれはちょっとでもAの本心だって聞いて俺は安心したわけだけどさ。
Aは超能力者でもなければ魔法使いでもなくて、人間なんだなって...」
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そらと。(プロフ) - べあー。さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂け光栄です！！更新頑張ります✨影とは言わずゴリゴリ前面で応援してくださいwよろこびますw (2022年4月29日 0時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
べあー。(プロフ) - 初コメ失礼します、！主様の作品とても好きです…。見る度にドキドキするようなストーリーで最高…これからも更新頑張って下さい！陰ながら応援させていただきます。 (2022年4月28日 21時) (レス) @page50 id: 17a9fb7c09 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 睦月凛月さん» コメントありがとうございます！！とても嬉しいです！！表現褒めて頂けて光栄です✨更新頑張ります！ (2022年4月15日 17時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
睦月凛月(プロフ) - 最近読み始めたばかりだったのですが、世界観や設定が面白くて手が止まりません...!!!特に文章表現が美しく一瞬で惹き込まれました！これからの展開が楽しみです！応援してます！ (2022年4月15日 1時) (レス) id: 7b0725ea3a (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 仇花さん» えええ！！！嬉しいです！！！Twitterの名前はソラヌンティヌス@そらと。でアイコンは真っ白に縦書きで文字書いてます！！！@sorato_0720です！！！！ (2022年4月13日 15時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年3月27日 22時
