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na「....はぁ、出会いなんか最悪だよ。メイドの代りとか言って突然現れた知らない人。
それも外部の人間とか尚更信用ならないから、俺はいつも通り疑って、自分が殺されないように予防線を張って逆にコイツを吊るし上げようと思った。
でも、Aは俺の魂胆なんかあっさり見透かしてんの。涼しい顔して俺が馬鹿ほど張った予防線潜り抜けて来て、気付いた時には俺の目の前に立ってた。
今までずっと張り巡らしてた緊張が一気に解けるような感じがしたんだよ。」
そう言ってNakamu様は少し頭を傾げてへらりと笑う。
それほど彼にとってのあの日の出来事が大きいことだとは夢にも思わなかった。
たった一人の人間に縋らないといけないほど恐怖に飲み込まれてるなんて知らなかった。
........いや、知ろうとしなかった。
自分の過去に囚われて自分の保身のために逃げた。
一時的に依存していたとはいえNakamu様は私のことを大事に思ってくれていたのに
私は彼を裏切ってしまった。彼に同じ轍を踏ませたんだ。
『.......申し訳ございません、でした』
かすれた声で謝罪を告げる。
Nakamu様は緩く首を左右に振った。
na「謝らなくていいよ。勝手に傷ついたのは俺だし、会いたいのに会いに行かないで勝手に嫉妬して勝手に失望したのも全部俺の勝手なんだからさ。シャケだってこんな元気なのに噂だけ信じてて....
結局俺は、自分勝手だっただけなんだよね。自分がこれ以上傷つくの嫌だから疑って、拒否してってさ。
ﾊﾊﾊｯ....んで、結果ぶっ壊れてこんなことしてるし。馬鹿じゃん...」
自嘲するように笑みを零した。
一度目を閉じたNakamu様は後悔の色が浮かぶアクアマリンの瞳を真っすぐ私に向けた。
na「だから、謝るのは俺の方。手上げるなんて最低なことして、Aのこと怖がらせて本当にごめん。」
しん、と静寂に包まれる部屋。
なんて言えばいいか答えを出せなくて声が喉で詰まったようだった。
なんて、なんて言えば......
するとドアの外からバタバタと慌ただしい足音が聞こえてきた。
ガチャガチャとドアノブを激しく回して同時にドアを強く叩く。
kn「Nakamu、Nakamu！！大丈夫！？」
大声を上げながら必死に声をかけるのはきんとき様だった。
na「きんとき...」
shk「....くぞ」
『え？』
シャークん様の声が聞こえたかと思ったら強く手を引かれる。
shk「行くぞ」
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そらと。(プロフ) - べあー。さん» コメントありがとうございます！楽しんで頂け光栄です！！更新頑張ります✨影とは言わずゴリゴリ前面で応援してくださいwよろこびますw (2022年4月29日 0時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
べあー。(プロフ) - 初コメ失礼します、！主様の作品とても好きです…。見る度にドキドキするようなストーリーで最高…これからも更新頑張って下さい！陰ながら応援させていただきます。 (2022年4月28日 21時) (レス) @page50 id: 17a9fb7c09 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 睦月凛月さん» コメントありがとうございます！！とても嬉しいです！！表現褒めて頂けて光栄です✨更新頑張ります！ (2022年4月15日 17時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
睦月凛月(プロフ) - 最近読み始めたばかりだったのですが、世界観や設定が面白くて手が止まりません...!!!特に文章表現が美しく一瞬で惹き込まれました！これからの展開が楽しみです！応援してます！ (2022年4月15日 1時) (レス) id: 7b0725ea3a (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - 仇花さん» えええ！！！嬉しいです！！！Twitterの名前はソラヌンティヌス@そらと。でアイコンは真っ白に縦書きで文字書いてます！！！@sorato_0720です！！！！ (2022年4月13日 15時) (レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年3月27日 22時
